2021 Fiscal Year Annual Research Report
液相での単一分子反応制御を可能とする新たな化学の構築
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19J22901
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
川岸 啓人 大阪府立大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Keywords | 1分子制御化学 / 1分子操作 / ナノ流体デバイス / 1分子液滴 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、液相中で単一分子同士を自由自在に反応制御することが可能なプラットフォームの構築である。さらに、構築したプラットフォームを用いて、単一分子同士が液相中でどのように相互作用しているかの研究を目指す。本年度は、液滴内で単一分子同士の反応を研究できるツールの確立を行った。まず、アトリットル液滴を単一分子用の反応器として圧力で操作を行い、液相における単一分子同士の反応を実証した。そして、反応によって生じる信号を解析し、単一分子同士の反応に関する情報取得に取り込んだ。さらに、昨年度に設計した光学検出系をもとに、光学実験台を購入して、光学系の構築、実験的な調整、およびデータ解析法の確立に取り込んだ。 また、昨年度のナノ気液界面作製に関する成果に基づき、査読付国際紙に論文1報を報告した。本論文は、Nano letters誌の表紙に採用され、新聞や国内外webメディアなどにも取り上げられた。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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