2021 Fiscal Year Research-status Report
形式主義の哲学の新展開:竹内外史の論理哲学の解明を通じて
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19K00022
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
秋吉 亮太 早稲田大学, 高等研究所, その他(招聘研究員) (20587852)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 哲学 / 論理学 / 証明論 / 形式主義 / 京都学派 / 西田幾多郎 / 証明論的意味論 / フッサール |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は竹内外史の論理哲学や、京都学派の数理哲学、高階論理の証明論的意味論などについて研究を進めた。コロナ渦を原因とする互いの多忙もあって、論文の出版には至らなかった。
竹内とフェファーマンを比較する研究については、ロレーヌ大学のアラナ教授との共同研究を続けて、ひとまずのドラフトが書けたが今後もブラッシュアップの必要がある。京都学派の数理哲学については単著のドラフトがほぼ完成している。高階論理の証明論的意味論はパリ大学のナイーボ准教授との共同研究であり、ドラフトが完成に近づきつつあるが、予想していたよりも分量が増えてしまったため内容をまとめる必要がある。
関連する研究として、デジタルツインや志向性の論理に関する共同研究を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記の通り、ドラフトの執筆は進んでおり、新たな研究テーマが見つかっていることから進展はしているものの、論文出版まで至らなかったためやや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ渦が落ち着きつつあるものの、現段階では海外出張は依然として容易ではない。よって、オンラインを中心としたミーティングによって、海外の研究者との共同研究を進めていく。国内の共同研究については、オンラインと出張を併用することで進めていく。
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Causes of Carryover |
コロナ渦のため予定していた出張などが取りやめになったため、差額が生じた。来年度は状況をみつつ出張を行なって、成果出版を目指す。
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