2019 Fiscal Year Research-status Report
Inclusion, Friction and Exclusion over Islamic Thought – Conflict between Khana Kao (Old Group) and Khana mai (New Group) in Thailand
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19K00084
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
柴山 信二朗 帝京平成大学, 現代ライフ学部, 准教授 (40572235)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | タイ / サラフ / ワッハーブ / イスラーム改革主義 / イスラーム伝統主義 / イスラーム神秘主義 / タブリーグ / シーア派 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は2回の現地調査により資料・情報を収集・整理し、調査地におけるイスラームの宗派・学派と思想の基礎資料つくりを計画していた。 2019年8月に約10日間に亘って現地調査を実施した。①バンコクおよび近郊・タイ南部の大学図書館などにおいてイスラーム思想に関するタイ語基礎資料を収集した、②バンコクおよび近郊におけるイスラーム思想・タイ南部におけるイスラーム思想について有識者より情報を収集した。現地調査で収集した情報を整理し、バンコクおよび近郊とタイ南部におけるイスラーム思想の地域間の差異の輪郭をつかんだ。 一方、2020年3月に実施を予定していた2回目現地調査は、新型コロナ・ウイルスの影響のため、中止とした。 8月に実施した現地調査の一部成果を、雑誌論文の一部として公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年度は2回の現地調査により資料・情報を収集・整理し、調査地におけるイスラームの宗派・学派と思想の基礎資料つくりを計画していた。 1回目の現地調査はほぼ予定通り実施できた。 しかし、新型コロナ・ウイルスの影響のため、、2020年3月に実施を予定していた2回目の現地調査を中止としたため、進捗状況に遅れが出ている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの収束状況次第だが、2020年度は2~3回の現地調査を実施し、イスラームの宗派・学派と思想の基礎資料作成の充実を図る。また、多様なイスラーム思想についての捉え方に関するインタビューを実施するための体制つくりをおこなう。 不測の事態が生じた場合や調査・研究の遅れについては、インターネット通信などを用いた調査によって補完する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響により、2020年3月に予定していた現地調査を中止としたため。 2020年度に実施できなかった調査は、2021年度に実施する予定である。
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Research Products
(1 results)