2023 Fiscal Year Research-status Report
Affective Figures: The Embodied Power of Art
Project/Area Number |
19K00129
|
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
平倉 圭 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (90554452)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 形象 / 触発 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年4月1日から2024年3月27日まで、ヴィクトリア大学ウェリントン(ニュージーランド)において長期研修をおこなった。その間、海外からの予算使用が大学のシステム上不可能であるため、科研費を使用する研究を当該年度一時中断した。しかしその間、アオテアロア/ニュージーランドにおける生態学的・地質学的想像力に関する調査をおこない、研究に資する重要な知見を蓄積した。この調査の成果は、科研費による研究を再開する2024年度以降に、論考へと展開される。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
科研費を使用する研究を一年間一時中断したが、その間、アオテアロア/ニュージーランドにおける生態学的・地質学的想像力に関する調査をおこない、当研究に資する重要な知見を蓄積したため。
|
Strategy for Future Research Activity |
最終年度にあたり、形象の力と身体の被触発について特に理論的な探求を深め、狭義の芸術作品の研究にとどまらない考察をおこなう。2024年度はまず、荒川/ギンズの映画『例えば』についての論考をまとめるとともに、さらに環境の中での生物/非生物的形象との出会いを、「表現」概念を軸に考察する。
|
Causes of Carryover |
研究一時中断以前の2022年度末、物品購入後に残額が生じたが、必要な物品(書籍など)の購入には不足するため翌年度以降に繰り越した。2024年度に物品(書籍)購入費の一部としてまとめて使用する計画である。
|