2021 Fiscal Year Annual Research Report
A Art Historical Study on the Interaction between Buddhist painting and Secular painting at Heian period
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19K00172
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
増記 隆介 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (10723380)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 普賢菩薩像 / 後白河院 / 蓮華王院宝蔵 / 後堀河院 / 鳥獣戯画 / 正倉院 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、新型コロナウィルスの影響もあり、海外調査は実施せず、国内調査、シンポジウムでの研究発表、図書の刊行、論文の発表等を主に研究を実施した。具体的には、修理事業にともなう国宝「普賢菩薩像」(東京国立博物館)の調査を数度にわたり実施し、下記の論文執筆にかかる作品調査を行った。シンポジウムでは主に世俗画の分野に関する以下の発表を行った。①「正倉院宝物と鳥獣戯画」、令和3年度東京国立博物館連続講座「鳥獣戯画研究の最前線」、東京国立博物館、2021年4月23・24日 ②「後白河院時代の絵画制作と宝蔵」仏教文学会シンポジウム、オンライン、2021年9月11日 ③「後白河院崩御後の蓮華王院宝蔵」宝物とそのいれものシンポジウム、オンライン、2021年12月18日 ④「仏画四大展覧会」、仏教芸術学会連続講座第一回、オンライン、2022年2月20日。以下の世俗画、装飾経に関する図書を刊行した。①増記隆介監修『別冊太陽 鳥獣戯画決定版』平凡社、2021年4月 ②増記隆介ほか『四天王寺所蔵 国宝扇面法華経冊子』四天王寺、2021年9月。また、次の世俗画、仏画にわたる諸論文を発表した。①「正倉院宝物と鳥獣戯画」『国宝鳥獣戯画のすべて』図録、東京国立博物館、2021年4月 ②「十六羅漢図」、『国華』1511、2021年9月 ③「五島美術館蔵 駿牛図」1513、2021年11月 ④「後堀河院絵巻制作と蓮華王院宝蔵」、『コレクションとアーカイブ 東アジア美術研究の可能性』勉誠出版、2021年12月。
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Research Products
(10 results)