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2021 Fiscal Year Research-status Report

アクースモニウム演奏記録システムの開発と演奏データアーカイブの構築

Research Project

Project/Area Number 19K00263
Research InstitutionKyoto Seika University

Principal Investigator

平野 砂峰旅  京都精華大学, メディア表現学部, 教授 (90330034)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 成田 和子  同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (00340464)
落 晃子  京都精華大学, メディア表現学部, 教授 (80712869)
石上 和也  大阪芸術大学, 芸術学部, 准教授 (30829809)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywordsアクースモニウム演奏 / 立体音響収録 / 電子音響音楽 / 演奏データベース
Outline of Annual Research Achievements

アクースモニウムは電子音響音楽を上演するのに用いられる,多数のスピーカを用いた演奏システムである.録音された電子音響音楽を,どのスピーカからどれくらいの音量で出力するかをミキシングコンソールのフェーダ操作でコントロールし演奏する. 本研究は,その演奏を4chのアンビソニック録音,フェーダ操作のデータ収録,フェーダ操作の映像を同期収録し,そのデータを用いてデータベースを構築して公開することにより,アクースモニウム演奏とその教育,研究の発展に寄与することを目的とする.
アクースモニウム作品の演奏データ収録を,2021年8月5日 ザ・フェニックスホールにて檜垣智也アクースモニウムリサイタルのコンサート収録を行った. 2022年3月 同志社女子大学の音楽練習室にて7名の演奏家の演奏データ収録を行った. また,フェーダ操作だけでなく,演奏歴,演奏についての感想,などのアンケート調査,収録したデータを用いて演奏を再現しその印象についてのインタビューを実施した.

同志社女子大学学術研究年報72巻(2021年)に「アクースモニウム演奏記録システムの開発と演奏データアーカイブの構築 ステップ2」が掲載された.
また,これまで収録したデータを,インターネットを通じてアクセスできるようにデータベースを作成している. 現在はデータベースの枠組み(アルファ版)ができている. これまで収録したデータの一部を仮登録し,データベースのアクセス,操作性などを検証している段階である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

アクースモニウム演奏の記録システムについては,おおよそ予定通り進んでいる.ただし,ミキシングコンソールを複数用いた演奏記録システムの運用においては,データ収集を完全に研究メンバー以外で実施するには,その手順が複雑であるため,設置,操作の簡便化や運用マニュアルが必要である.

演奏データ収録については,2021年度もコロナの影響で予定の半分しか収録できなかった.特に,関西以外の演奏家による演奏の収録ができていない.また,共同で研究を進めているフランスのIREMUSからのメンバーも来日することができず,その演奏収録も実現していない.

データベース作成については,やや遅れており現在,データベースのプロトタイプが完成し,ユーザインタフェースの仕様を検討するとともに,収録データをデータベースに登録している.

Strategy for Future Research Activity

コンサートにおける,演奏データ収録については2023年の3月に計画している..また,コロナウイルスのため延期されていた,IREMUSからの研究者,演奏家も2023年3月に来日する予定であり,その演奏も収録する予定である. ただし,コンサートや海外からの来日については,新型コロナウイルスの影響が懸念されるため実現できない可能性がある.

データベース構築については,現在は,本研究メンバーだけがアクセスできる(アルファ版)の状態で,ユーザインタフェースなどの操作性やアクセス性能などを検証するとともに,これまでのデータの登録作業を進め,2022年度中には可能な範囲で公開したい. また,公開後も収録データを追加してデータベースの充実を予定しているので,データ登録用方法や,そのユーザーインタフェースなどについても検討する.
これまでの収録システム,演奏データ収録,演奏データベースについての研究成果をまとめて研究報告,論文投稿を行う.

Causes of Carryover

コロナ禍によって,計画していた演奏データ収録のコンサートが開催されなかった.あるいは,演奏収録のために関西圏以外への出張が困難であった.そのために,演奏収録のための旅費や収録のための費用が執行できなかった.また,共同研究をおこなっているフランスのIREMUSからの研究者,演奏家も来日することができず,その演奏謝礼なども執行できなかった.
次年度も,コロナ禍のために実施が危ぶまれるが,可能な限り演奏収録のための旅費,演奏謝礼などの経費に使用する.また,演奏情報データベース作成のための諸経費,データ公開のためのインターネットサーバーレンタル,研究発表のための旅費や,論文投稿費用に充てる予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] アクースモニウム演奏記録システムの開発と演奏データアーカイブの構築」ステップ2.2021

    • Author(s)
      成田和子、落 晃子、石上和也、平野砂峰旅
    • Journal Title

      同志社女子大学学術研究年報

      Volume: 72 Pages: 95 101

    • DOI

      10.15020/00002203

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2022-12-28  

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