2020 Fiscal Year Research-status Report
儀礼における歌掛けの機能的研究―日中間の比較を通して―
Project/Area Number |
19K00336
|
Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
牛 承彪 関西外国語大学, 英語国際学部, 教授 (20460842)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 比較研究 / 歌謡 / 歌掛け / 儀礼 / トン族 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナウイルスの影響で2020年度に計画していた中国・日本における実地調査はすべて取り消しとなった(渡航困難、及び現地における民俗行事はすべて中止による)。 本課題の初年度に実施した現地調査で収集した資料(文字・映像・動画・音声)の整理作業を行った。主として以下のものがある。(1)2019年8月中国貴州省錦屏県・黎平県における実地調査のまとめ。(2)2019年8月中国貴州省錦屏県平秋鎮石引村における「看桃源」行事の文字整理(現在継続中)。(3)2019年9月日本奄美における「アラセツ」の実地調査の文字整理。(上の三点は最終年度の『調査研究報告書』に収めることにしている) さらに本研究課題と関連して、これまで代表者・分担者として参加した科研費による研究(「東アジアにおける歌謡の比較研究」「中国トン族歌謡の実態と伝承についての研究」「東アジアにおける河川船歌の研究」「トン族歌掛けの生態についての研究」)で収集した資料の再整理を行った。(1)2015年貴州省黎平県洪州鎮平架村の歌掛け「琵琶歌」の文字整理。(2)2011年~2019年中国貴州省黎平県岩洞鎮岩洞村における歌掛け「琵琶歌」についての文字整理(現在継続中)。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウイルスの影響で2020年度に計画して中国・日本における実地調査はすべて中止となった。
|
Strategy for Future Research Activity |
(1)これまでの調査研究の成果を整理する。 (2)今後のコロナウイルスの影響の推移を見守りながら、可能の限り計画の現地調査を再開する。 (3)現地の協力者に委託できる資料(特に歌謡資料)の収集方法を検討する。
|
Causes of Carryover |
コロナウイルスの影響で実地調査はすべて中止となったので、次年度に使用することとする。
|