2022 Fiscal Year Research-status Report
千厓文庫所蔵資料を中心とした近世聖徳太子伝資料の研究
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19K00338
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Research Institution | Nagasaki University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
松本 真輔 長崎外国語大学, 外国語学部, 教授 (60816841)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 中世文学 / 聖徳太子伝 / 近世文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、早稲田大学中央図書館千厓文庫所蔵本を中心とした聖徳太子伝の調査を手掛かりに、近世聖徳太子伝の一端を明らかにすることを目的としている。その成果の一環として、「《資料紹介》早稲田大学中央図書館千厓文庫蔵『太子伝玄語記』(一)」(『古典遺産』六九号、二〇二〇年五月)、「《資料紹介》早稲田大学中央図書館千厓文庫蔵『太子伝玄語記』(二)」(『古典遺産』七〇号、二〇二一年六月)を得ている。今年度は『アジア遊学』に「自然環境の変化と四天王寺移転説」を寄稿した。ただ、当該号の刊行が遅れており、今年度にはその成果が公表されるものと考えている。今後の研究については、感染症流行のため二年ほど現地調査がままならず、ようやく最近になって調査が行えるようになってきた。遅れた分を取り戻していきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は早稲田大学中央図書館千厓文庫の近世聖徳太子伝調査を目的としているが、感染症の流行による移動制限もあって、出来ることが非常に限定されていた。昨年から感染症も終息気配になり、ようやく現地調査ができるようになってきた。
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Strategy for Future Research Activity |
感染症流行のための移動制限もなくなり、今年度から感染症流行以前のようなペースで現地調査を進めていきたい。今年度は叡福寺太子御廟に関する文献を中心に考察を進める予定である。
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Causes of Carryover |
本研究は、早稲田大学中央図書館千厓文庫所蔵本の調査が主たる作業で、研究費の用途としては、長崎・東京間の旅費が主たるものとなる。しかしながら、感染症の流行で当該文庫および関連資料の調査が十分に行えず、繰り越しが発生することとなった。
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