2021 Fiscal Year Research-status Report
Translations and Interpretations: Japanese Henry James Scholarship towards the Creation of a New International Episode
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19K00424
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
難波江 仁美 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (30244677)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | Henry James / ヘンリー・ジェイムズ / 翻訳 / Translation / American Literature / Modernism / 19世紀 / William James |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、2022年度開催予定であったヘンリー・ジェイムズ国際学会京都大会の準備にあてる予定であった。それを目的とした海外研究者との打ち合わせおよび、米国における学会でのヘンリー・ジェイムズ関連パネルへの出席、司会、発表等の海外出張を予定していた。しかしながら、COVID-19感染拡大はおさまらず、また海外出張自粛期間が続いた。そのため、予定していた研究計画は変更せざるを得ない結果となった。使用した予算は海外とのオンライン会議等にあわせて新たに購入したパソコンのみである。動画等のやりとりも含め、海外の研究者との交流はオンラインですすめることができた。
ヘンリー・ジェイムズ関連の研究は継続している。英文学会関西支部では12月に発表(招聘)(「『手』の秘密ーーHenry James, _The Portrait of a Lady_における女性表彰ーー」)を行った。また同内容は論文として執筆し、現在神戸市外国語大学論叢に投稿中である(2022年度予定)。また関西のジェイムズ研究者との研究会を定期的に開催、読書会をつづけると同時に招待講演会も開催した。すべてオンラインzoom開催であったが、意見交換等成果は認められたと考えている。また、2022年度日本で開催予定の国際会議は2023年度7月に延期することになり、2021年度に叶わなかった準備等、2022年度に行っていく。そのための研究者間でのメールやzoomでの交流を続けた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
理由はCOVID-19感染拡大という不可抗力による。国内での研究は勧めているが、科研費を活用しての海外で開催される国際学会の参加、他研究者との対面での打ち合わせができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度、5月の段階で、海外出張の規制が緩和された。来年度に予定されているヘンリー・ジェイムズ国際学会にむけて準備をすすめていきたい。学会の概要企画はもちろん、海外の研究者招聘等の打ち合わせを予定している。
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Causes of Carryover |
COVID-19感染拡大により、海外出張自粛期間がつづき、研究計画をおおきくへんこうせざるを得なかったため。海外での国際学会、研究会、予定している日本での国際学会準備のための打ち合わせ等がすべて延期となった。2022年度には2023年度の国際学会京都開催の準備をする予定である。
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