2022 Fiscal Year Research-status Report
Encounter with Memory in World Literature: Blending of Angrophone and Asian Literatures
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19K00434
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
臼井 雅美 同志社大学, 文学部, 教授 (00223537)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 英語圏文学 / 世界文学 / グローバリズム / ローカリズム / 英語圏文化 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、前年度と同様、コロナ禍の中で海外出張が不可能となり、World Literatureの作品と参考文献のリサーチと国際学会における口頭発表を著書にまとめることが中心であった。その中で、イギリスの大英図書館、ナショナル・ポエトリー・ライブラリー、ランカスター大学図書館、マンチェスター大学図書館、オックスフォード大学図書館、ケンブリッジ大学図書館において21世紀の英語圏文学の作品と参考文献のリサーチに基づき、ロンドン、マンチェスター、グラスゴー、エディンバラ、オックスフォードで開催された文学フェスティバルや朗読会、ブラック・アンド・ブラウン・ブリティッシュ・を代表する作家ベン・オグリ、サルマン・ルシュディ、マリオ・ブラックマン、モニカ・アリジャッキー・ケイ、イムティアズ・ダルカール、ダルジット・ナーグラ、ベンジャミン・ゼファナイア、レム・シサイなど詩人のレクチャーと朗読を聴く機会を得て、ベンジャミン・ゼファナイアとはインタビューをする機会を持った結果、そしてさらに19世紀から21世紀にかけて台頭した英国におけるブラックの音楽家、詩人、劇作家、小説家、ノンフィクション作家、児童文学作家などに関してリサーチを行って一冊の著書の中に入れた。 また、前年度と同様、英語圏文化に関しては、イギリス湖水地方の文化と歴史を学際的に探究して、19世紀から20世紀にかけて湖水地方で活躍した女性の軌跡をリサーチし、さらに湖水地方の文化および産業史をリサーチして、それぞれ二冊の本でまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
英語圏文学においては、現在イギリスにおいて活躍するブラック・ブリティッシュ・カルチャーの担い手たちの作品に関して書籍『ブラック・ブリティッシュ・カルチャー―英国に挑んだ黒人表現者たちの声』でまとめることができた。また、英語圏の文化に関しては、『イギリス湖水地方アンブルサイドの女神たち』と『イギリス湖水地方モアカム湾の光と影』の二冊を出版できた。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度の研究の続編で、アメリカ、西インド諸島とイギリスにおけるブラックの女性の文化活動に焦点を絞った『ブラック・ウィメンズ・カルチャー』を執筆し、出版に向けて準備をする。また、湖水地方の文化に関しても新たなテーマで、『イギリス湖水地方におけるアーツ・アンド・クラフツ運動』に関しても出版をする。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により海外での国際学会出席やリサーチを行うことができなかったが、今年度はオックスフォード大学において開催される国際学会において口頭発表が決定しており、その学会出張において口頭発表に加え、オックスフォード大学図書館と大英図書館においてリサーチを行う予定である。
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