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2019 Fiscal Year Research-status Report

差異の受容-ニュージーランド文学から見たキリスト教とマオリ宗教の弁証法的融合-

Research Project

Project/Area Number 19K00438
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

澤田 真一  弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (30250624)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywordsニュージーランド文学 / マオリ宗教 / キリスト教 / マオリ文学
Outline of Annual Research Achievements

本研究の実施計画に基づき、2019年にはニュージーランドに赴いて調査研究をするとともに、研究資料の収集を行った。
2019年9月10日から2019年9月22日にかけて、オタゴ、ウェリントン、オークランドを訪れた。オタゴでは、オタゴ大学を拠点として同大学図書館とホッケン・ライブラリーを活用した。また、同大学のハルコ・スチュアート先生からは研究についての助言をいただいた。ウェリントンでは、テ・パパ博物館において、主に先住民族マオリの歴史・文化についての調査を行った。ニュージーランド政府外務省職員のチャーリー・ロウ氏からマオリ文化・マオリ産業についてのお話を伺うこともできた。オークランドでは、オークランド大学、オークランド工科大学、オークランド市図書館を利用して研究および資料収集をした。
さらに、当該年度後半には、2019年に収集した資料、書籍、データを活用して、研究課題である文学から見たキリスト教とマオリ宗教の弁証法的融合を解明するための準備的な研究を行った。旧植民地国家として、同化政策の中で抑圧されてきたマオリ文化・宗教が回復していく過程を、マオリ作家ウィティ・イヒマエラの作品群の再解釈から読み取った論文「父なるものの埋葬-ウィティ・イヒマエラの『タンギ』再考-」を執筆した。論文は現在、ニュージーランド学会誌理事会において査読中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

実施計画に基づき、研究初年度にニュージーランドに赴き、主要な三都市をめぐり、調査研究と資料収集を行うことができた。また、研究課題の解明のための準備的な研究をし、論文にまとめることができたため。

Strategy for Future Research Activity

研究初年度にニュージーランドを訪れたが、十分な期間を取ることができなかったために、訪問できなかったニュージーランド東海岸地区における調査を次年度は実施する予定である。新型コロナウイルスの影響により、実施できない場合には、最終年度にまわしたい。
今までに収集した資料、データを用いて、複数回にわたる研究成果の発表、及び研究論文の刊行を行いたい。

Causes of Carryover

ニュージーランドにおける調査研究期間が、大学の本務のため十分にとることができなかったため。初年度に訪問することができなかった地域を、次年度に訪れる予定である。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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