2021 Fiscal Year Research-status Report
『ホビット』以前のJ. R. R. トールキン:初期学術論考の草稿研究
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19K00453
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
辺見 葉子 慶應義塾大学, 文学部(日吉), 教授 (40245428)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | J. R. R. トールキン |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍で渡英が叶わなかったため、オックスフォード大学ボドリアン図書館でのトールキンの手稿調査は出来なかったが、国内での学会活動に多くの時間を費やすことが出来た。
具体的には、勤務校の慶應義塾大学日吉キャンパスでハイブリッド形式で開催した日本ケルト学会における口頭発表「Tolkienの不死の楽園再考Part2」、および日本ケルト学会の50周年記念論文集に投稿した「妖精とケルト」という論考において、トールキン作品における妖精(エルフ)の考察も行った。 日本ケルト学会の50周年記念論文集では、学会幹事として論文査読、編集作業も行った。
対面での国際学会に参加は出来なかったが、オンラインでの学会での研究発表を聞く機会はあり、またアメリカの研究者達のTolkien Symposiumの月一回のZoomによる研究会にも参加し、トールキン研究に関するアップデートや意見交換の機会は持つことが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
英国オックスフォード大学ボドリアン図書館収蔵のトールキンの手稿原稿の研究調査を主眼とした研究であるが、コロナ禍の中、渡英が出来なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍による海外渡航規制のため二年間渡英出来なかったが、2022年夏にはようやく渡英が実現できると考えており、オックスフォード大学ボドリアン図書館でのトールキン手稿調査のために長期滞在を計画している。 10月には日本ケルト学会の大会において、妖精に関するシンポジウムで発表を行う予定となっている。 また、スケジュールが許せば、10月にアメリカ、マーケット大学のトールキン・アーカイブで開催予定となっているTolkien Symposiumにも参加したいと考えている。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により海外渡航が出来ず、英国オックスフォード大学ボドリアン図書館での手稿調査が行えなかったが、2022年度は夏期長期休暇を利用して渡英し、長期滞在して遅れている研究の進行を取り戻したいと考えている。
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Research Products
(2 results)