2022 Fiscal Year Research-status Report
へき地離島におけるチーム医療の解明と健康格差解消に向けた実証研究
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19K00577
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Research Institution | Aomori Public College |
Principal Investigator |
植田 栄子 青森公立大学, 経営経済学部, 准教授 (70445162)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 診療談話 / へき地医療 / 高齢者 / 患者中心の医療 / チーム医療 / 健康格差 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度もこれまでと同じく行動制限が途中から復活され、フィールド調査対象地の豊島を訪問することは叶わなかった。 理由を記すと、 1)Covid21の変異株など予期せぬ状況から、調査者本人がワクチン接種を行なっていても、完全に感染源ではないと確定できないことから、高齢者で占められた離島を訪問するのは、リスクが大きいと判断した。 2)同じく受け入れの医療機関の診療所(豊島健康センター)医師からも、巡回診療で他の島との移動も多いため不在となる日が多いとのことだった。また、島民の受診行動も変化し、診療所を訪れる患者の人数が激減しているという状況だった。
代替となる補足の研究トピックとして、海外におけるへき地医療の状況を渡航制限が緩和された11月の国際会議に参加し、主に途上国での医療支援の現状について情報収取を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度もこれまでと同じく行動制限が途中から再開され、フィールド調査対象の豊島を訪問することは叶わなかった。 詳しくその理由を記すと、 1)Covid21の変異株など予期せぬ状況から、調査者本人がワクチン接種を行なっていても、完全に感染源ではないと確定できないことから、高齢者で占められた離島を訪問するのは、リスクが大きいと判断した。 2)同じく受け入れの医療機関の診療所(豊島健康センター)医師からも、巡回診療で他の島との移動も多いため不在となる日が多いとのことだった。また、島民の受診行動も変化し、診療所を訪れる患者の人数が激減しているという状況だった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、昨年の海外観光客の大幅増加となった「瀬戸内芸術祭」の開催年度から外れていることから、実質最後のフィールド調査が可能な最終年度である。ようやく行動制限が緩和されたことは望ましいが、研究予算額からみて、豊島訪問は今夏に1回がようやく可能であろうと予想される。 そのため、聞き取り調査に焦点を絞り、コロナ渦でのチーム医療の問題点、高齢者における健康格差、へき地離島の環境要因が与えた医療への影響、今回の感染症の疾病要因が与えた医療への影響 などについて、問題提起という形でまとめたい。
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Causes of Carryover |
フィールド調査の経費として旅費を計上していたが、国内の移動および受け入れの医療機関の体制が安全管理の面で整っていなかったため、代替として国際会議に出席し海外のへき地医療の情報収集に努めた。しかしながら、本来の国内のフィールド調査を再開するには、時期的に今年度中の実施が困難となり、止むを得ず次年度への繰越を申請した。
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