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2023 Fiscal Year Annual Research Report

ザンジバルにおけるスワヒリ語諸変種の関係を探るための挑戦―語彙と文法に着目して―

Research Project

Project/Area Number 19K00604
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

竹村 景子  大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (20252736)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywordsスワヒリ語諸変種 / ザンジバル島 / ペンバ島 / 基礎語彙 / 基礎文法 / バントゥ諸語 / マイクロ・バリエーション
Outline of Annual Research Achievements

2023年度は、ザンジバル島およびペンバ島でのフィールドワークを行い、合計3名のコンサルタントに基礎語彙600語の聞き取りを行うことができた。聞き取りができたのは、フオニ変種(Kifuoni)、コジャニ変種(Kikojani)、チュヮレ変種(Kichwale)である。フオニ変種については、文法事項聞き取りのために用意した質問票に沿って基礎的な文法事項についても把握することができた。基礎語彙600語については、すでにデータを公表している。2024年3月21、22日には「国際バントゥワークショップ」において「Report on Descriptive Studies of Viswahili in Unguja and Pemba Islands」と題した発表を行い、イギリス、ドイツ、ベルギーからの参加者を含む多くのバントゥ諸語研究者からの有益なコメントを得ることができた。
研究期間全体としては、コロナ禍により2年間も調査地に赴くことができず、新しいデータの収集および過去のデータの検証ができない状況に陥ってしまったため、当初の目標を達成できたとは言い難い。しかしながら、オンラインも含む国際学会等での発表、これまでに収集したデータを用いての論文・研究ノートの執筆を行い、研究内容を深化させることはできた。
ザンジバル島とペンバ島のスワヒリ語諸変種の分布図作成までには残念ながら至っていないが、時制表現をはじめとしていくつかの文法事項については地図上でその違いが一見してわかるようにするなど、本研究の成果を公表する方法に工夫を凝らした。これは、バントゥ諸語のマイクロ・バリエーション研究にも資するものになると思われる。

  • Research Products

    (2 results)

All 2024

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Journal Article] スワヒリ語諸変種記述調査報告(4)―フオニ変種、チュヮレ変種、コジャニ変種基礎語彙600語2024

    • Author(s)
      竹村景子
    • Journal Title

      スワヒリ&アフリカ研究

      Volume: 35 Pages: 230-250

  • [Presentation] Report on Descriptive Studies of Viswahili in Unguja and Pemba Islands2024

    • Author(s)
      TAKEMURA Keiko & MIYAZAKI Kumiko
    • Organizer
      International workshop on Bantu linguistics and Swahili studies Dialogues in Swahili and Bantu linguistics
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2024-12-25  

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