2022 Fiscal Year Research-status Report
日本語と韓国語の閉鎖音における音響的特徴とピッチアクセントの関係
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19K00634
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
久能 三枝子 (高田三枝子) 愛知学院大学, 文学部, 准教授 (90468398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
邊 姫京 国際教養大学, 国際教養学部, 准教授 (90468124)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 休止 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は産休および育休取得に伴う研究休止期間としたため、目立った進展がない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は産休および育休取得に伴う研究休止期間としたため、特に進展はない。 ただし、その前年度までの状況として、コロナ禍により計画の大幅な見直しが必要となったこと、妊娠により思うように研究が進まなかったことにより「やや遅れている」としていた。その後、進展があまりないまま休止となったため、現在も変わらず「やや遅れている」状況であると認識している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を2024年度まで延長した。今年度と来年度中に、研究方法の見直しによって決定した方向、すなわち手元の資料の分析と結果の発表を進めて行く方向で研究を鋭意進めていきたい。 研究代表者は、特に、各地域内の発話資料の分析から有声性に関わる音声特徴の世代差について一定の成果を出したいと考えている。特に、これまでの分析で、東北の話者においてVOTとFoおよびその他いくつかのパラメータについて、有声性との関係に世代差があることが明らかになっており、これについてさらに詳細な分析あるいは他地域に対象を広げての分析と考察を進めたいと考えている。 一方分担者は韓国語と日本語との対照およびアクセント体系の影響の観点からの分析を計画している。韓国慶尚道での新たな調査は不可となったことから、資料の利用可能な無アクセント方言である韓国語ソウル方言と日本語茨城・栃木方言との対照を進める予定である。また知覚の側面について、東北において有意味語でfoを知覚キューにする、また中には常に積極的にfoを使う聴者(innnovative listener)の存在が確認できたことから、今後、他地域においても同様の聴者の存在を確認したいと考えている。
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Causes of Carryover |
2021年度までに未使用の助成金が生じており、2022年度は活動を休止したため、2021年度までの次年度使用額が2023年度に繰り越されている。
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