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2021 Fiscal Year Research-status Report

A Large-Scale-Corpus Based Generative Theoretical Study on Core and Periphery in English Grammar and English Constructions

Research Project

Project/Area Number 19K00660
Research InstitutionKansai Gaidai University

Principal Investigator

大室 剛志  関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (70185388)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords核と周辺 / 英文法 / 英語構文 / 生成理論 / 大規模コーパス / 半動名詞構文 / One's Way構文 / 関節疑問文
Outline of Annual Research Achievements

本年度も、昨年度に続き、コロナ禍の過酷な一年間だったと言える。加えて、私自身の所属が名古屋大学から関西外国語大学へと移ったため、新しい研究教育環境に慣れることに大変な労力を費やすこととなった。学会への参加がOn-lineというかなり制限された状況下で、本科研を遂行していくことには、昨年度と同様に精神的にも肉体的にも困難を伴った一年であった。その中にあって、本科研で扱う課題の一つである間接疑問文のif節については、とくにその周辺メンバーに関しての考察は皆無であるため、その周辺部の理論的な考察を昨年度に引き続き、現代の複数の言語理論から行なった。 本科研で扱う一定の挿入節(e.g. the fact is)に関しても、徹底的な実証研究がなされていないし、複数の最先端言語理論による理論的分析がなされていない。そのため、昨年度に引き続き、本年度も複数のコーパスを使用して、資料収集を行なうとともに、複数の言語理論を用いて理論的考察を行なった。本科研で扱う更なる2つの構文、すなわちOne’s Way構文と半動名詞構文に関しては、昨年度これら2つの構文に関する研究課題への準備段階として、多くの理論言語学の図書を 購入するとともに、それらを熟読することで、理論分析能力の向上に努めたが、その研究成果として、東北大学島越郎教授とその他の先生方々が編集された東北大学金子義明教授の定年退職記念論集に「構文イディオム化及びその後の展開と動的文法理論」という論文を掲載していただくに至った。この論文は厳しいコロナ禍での一定の研究成果と言える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

上記、研究実績の概要でも述べたが、本年度も昨年度に引き続き、コロナ禍の過酷な一年間であったと言える。加えて、私自身が名古屋大学から関西外国語大学へと移ったため、新しい研究教育環境に慣れるために多大な労力を費やさざるを得なかった。また、学会への参加がかなり制限された状況下で、本科研を遂行していくこと には、精神的にも肉体的にも困難を伴った一年であった。そのため、複数の言語理論による関節疑問文と挿入節の考察にとどまってしまった点と、本科件で扱う4つの構文に関する複数言語理論による理論的考察が思うようにははかどらなかったためである。それでも、半動名詞構文とOne's Way構文に関しては、まとめて1本の論文を研究論集に掲載できたことは、一定の研究成果ではあった。

Strategy for Future Research Activity

1年研究期間を延ばしていただいたが、その1年間で、6つの構文の統語的、意味的属性を複数の最先端言語理論、生成文法の統語理論、概念意味論、生成語彙意味論、動的言語理論、構文文法などの観点から、細かく観察し、鋭く深く分析することで、6つの現代英語での統語属性と意味属性に説明を与える計画である。6つの構文の各構文における、核メンバーから派生/変種メンバーへの文法展開のメカ ニズムの解明を行う予定である。当然、上記の複数の最先端言語理論の内容を、最新の文献までつぶさに読むことで深く理解し、6つの構 文を分析できる程度まで、身につけなければならない。さらに学会で発表し、幾つかの 論文とするには、相当来年度努力する必要がある。

Causes of Carryover

本年度も昨年度に引き続きコロナ禍にあり、学会参加が厳しく制限され、学会自体が中止になったものもあったし、オンラインによる開催となったため、予定していた国内旅費を 使うこともなかったし、研究遂行のためのさまざまな事務機器や事務道具も購入しなかった。次年度、研究遂行のためのさまざまな事務機器や事務道具を購入することと、学会に参加して国内旅費として使う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 構文イディオム化及びその後の展開と動的文法理論2022

    • Author(s)
      大室剛志
    • Journal Title

      ことばの様相

      Volume: 1 Pages: 11-24

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2022-12-28  

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