2022 Fiscal Year Research-status Report
A Large-Scale-Corpus Based Generative Theoretical Study on Core and Periphery in English Grammar and English Constructions
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19K00660
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Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
大室 剛志 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (70185388)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 核と周辺 / 英文法 / 英語構文 / 生成理論 / 大規模コーパス / 半動名詞構文 / One's Way構文 / 関節疑問文 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度も、昨年度に続き、コロナ禍の過酷な一年間だったと言える。加えて、私自身の所属機関である関西外国語大学で、学内の要職2つに就いたため、大変な労力と時間をそちらに費やすこととなった。学会への参加がOn-lineというかなり制限された状況下で、本科研を遂行していくことには、昨年度と同様 に精神的にも肉体的にも困難を伴った一年であった。そのため再度の1年度の延長を願った次第である。その中にあって、本科研のテーマである英文法と英語構文の核と周辺に関する研究とも密接に関係するシンポジウムと講演会を企画し、本科研遂行上の研究上の情報を得ると同時に、斯界へも研究上の多少なりとも貢献ができたことにはそれなりの意義があったと思われる。シンポジウムとしては、2023年1月28日に「極小主義と統語変化」というテーマで田中智之(名古屋大学)教授、縄田裕幸(島根大学)教授、小池晃次(富山大学)講師による3つの研究発表とディスカッションが行われた。講演会としては、2023年2月15日に「現代英語における-ly副詞の語法文法」というテーマで滝沢直宏(立命館大学)教授による講演とディスカッションが行われた。昨年度に引き続き、本年度 も複数のコーパスを使用して、資料収集を行なうとともに、複数の言語理論を用いて理論的考察を行なった。とりわけ、本科研で用いる複数の言語理論のうち、概念意味論に関しては、Jackendoff (1990) Semantic Structuresを精読し読み返すことで、その理論の理解を深めた。また、動的文法理論に関しては、Kajita(1977),梶田(1986),Kajita(1997)を精読し読み返すことで、この理論への理解を深めることができた。また、学内ではあるが、英語構文の核と周辺に関する研究として、「英語の関係節の基本形と変種」を2022年6月11日に口頭発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
理由 上記、研究実績の概要でも述べたが、本年度も昨年度に引き続き、コロナ禍の過酷な一年間であったと言える。加えて、私自身が関西外国語大学内の要職2つに就いたため、大変な労力と時間をそちらに費やすこととなった。また、学会への参加がかなり制限された状況下で、本科研を遂行し ていくこと には、精神的にも肉体的にも困難を伴った一年であった。そのため、概念意味論と動的言語理論への理解を深めることにとどまってしまった点と、 本科研で扱う4つの構文に関する複数言語理論による理論的考察が思うようにははかどらなかった。それでも、構文の基本形と変種に関しては、1本の口頭発表として、学内ではあるが、「英語の関係節の基本形と変種」を2022年6月11日に口頭発表をできたことは、一定の研究成果ではあった。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度に続き、更に1年度研究期間を延ばしていただいたが、その1年度間で、昨年度同様、6つの構文の統語的、意味的属性を複数の最先端言語理論、生成文法の統語理論、概念意味論、生成語彙 意味論、動的言語理論、構文文法などの観点から、細かく観察し、鋭く深く分析することで、6つの構文に関して、現代英語での統語属性と意味属性に説明を与える計画である。当然、上記の複数の最先端言語理論の内容を、これまでの文献を理解するとともに、最新の文献までつぶさに読むことで、深く理解し、6つの構 文を分析できる程度まで、身につけなければならない。それには、来年度相当に努力を重ねる必要がある。
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Causes of Carryover |
本年度も昨年度に引き続きコロナ禍にあり、再度1年度の延長を願い出た次第である。昨年度同様、学会参加が厳しく制限され、学会自体が中止になったものもあったし、オンラインによる開催となったため、予定していた国内旅費を使うこともなかったし、研究遂行のためのさまざまな事務機器や事務道具も購入しなかった。次年度、研究遂行のためのさまざまな事務機器 や事務道具を購入することと、学会に参加して国内旅費として使う予定である。さらに、研究を遂行するために必要な書籍を多く購入する予定である。
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Research Products
(2 results)