2019 Fiscal Year Research-status Report
アメリカ英語の普及と英語の多様性の認識に20世紀映像メディアが与えた影響
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19K00688
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
山口 美知代 京都府立大学, 文学部, 教授 (50259420)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 めぐみ 成蹊大学, 経済学部, 教授 (50339587)
渡辺 宥泰 法政大学, グローバル教養学部, 教授 (60240529)
出口 菜摘 京都府立大学, 文学部, 教授 (80516138)
後藤 篤 京都府立大学, 文学部, 講師 (70761980)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アメリカ英語 / 映像メディア / 20世紀の英語 / 東アジアの英語 / カリブ諸島の英語 |
Outline of Annual Research Achievements |
「アメリカ英語の普及と英語の多様性の認識に20世紀映像メディアが与えた影響」について初年度の本年は、アメリカ英語の影響を大きく受けている日本・韓国および中国を加えた東アジア3か国における英語観についての調査を進めた。 日本「アジア英語学会」での研究発表 "East Asian Attitudes towards L2-Accented English: A Comparison Based on a Unified Questionnaire"を行った。 日本(東京)、韓国(ソウル)、中国(西安)で大学生319名にアンケート調査を実施し、中国語訛りの英語、日本語訛りの英語、韓国語訛りの英語、フィリピンの英語、そしてヨーロッパの英語のに対する「親しみ」「心地よい響き」「英語能力」「知性・教養」「高額所得」の 5 項目についてリッカート尺度を用いて評価した。この研究発表を、Asia TEFL2020で発表するために議論を重ね発表申請を行い受理された。AsiaTEFL2020は6月開催予定であったが、11月に延期されている。 一方でアメリカ英語については、データベースEntertainment Industry Magazine Archive (EIMA) Subscriptionを用いた調査を始めた。共著書『英語のエッセンス』のなかに「アメリカ英語と間大西洋アクセント―1930~50年代を中心に」を執筆した。アメリカ英語と地理的、歴史的につながりの深いカリブ諸島の英語についても論考を表した。上記のものを含めて口頭発表5件、シンポジウム1件、論文2本、著書(共著)2冊を成果として成果として得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
東アジアの英語について、本科研課題の研究につながった「英語をめぐる言語態度の東アジア比較研究―映像メディア分析と教育的活用」での成果を踏まえつつ研究を進めることができた。 口頭発表5件、シンポジウム1件、論文2本、著書(共著)2冊を成果として成果として得た。
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Strategy for Future Research Activity |
アメリカ英語における映像メディアの影響についての研究を進める。 アメリカ英語の影響を大きく受けている高い東アジアの英語観についての研究を進め、口頭発表を行い、論文執筆その他の刊行準備を進める。 アメリカ英語と地理的、歴史的結びつきの強いカリブ諸島の英語について研究を進める。
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Causes of Carryover |
予定していた調査が新型コロナ感染症のため実行できなかった。
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Research Products
(7 results)