2022 Fiscal Year Annual Research Report
留学初年次から使用可能なキャリア形成支援教材の開発
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19K00732
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
菅長 理恵 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (50302899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊集院 郁子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (20436661)
中井 陽子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (60398930)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | キャリア形成支援 / 留学生 / タスク / 教材開発 / 国際共修 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度中は、キャリア形成支援の効果を高める方策としてタスク教材の開発に取り組み、出版社の協力(声優およびスタジオの紹介等)を得てダウンロード用音声教材を作成した。また、教材を使いやすいものにするために、出版社の編集担当者との協議を重ねた。最終的な成果物として、2022年12月10日付けで、『(留学生と大学生のための)エピソードとタスクから描く 私のキャリアプラン (課題発見解決力と人間関係構築力を育てる)』(かっこ内は副題)と題して、凡人社から出版した。筆者名は、研究代表および分担者の3名に研究協力者の渋谷博子氏を加えた4名である。 タスク教材の開発の過程における研究活動は以下の通りである。2022年9月10日第59回日本語教育方法研究会でのポスター発表:中井陽子・菅長理恵・伊集院郁子・渋谷博子「留学生と日本人学生のキャリア形成支援のための教材設計-タスクとプロジェクトに焦点を当てて-」、学内誌への投稿:中井陽子・菅長理恵・伊集院郁子・渋谷博子「キャリア形成支援教材『エピソードとタスクから描く私のキャリアプラン』の設計と特徴-タスクとプロジェクトに焦点を当てて-」『東京外国語大学論集』105号, p.175 -192(2023年1月31日)。 また、2022年11月26日、27日に開催された2022年度日本語教育学会秋季大会において、早稲田大学の寅丸真澄氏をゲストに招き、「留学生のキャリア形成支援の現状と展望―自身で成長する核を作る―」と題してパネルを組み、フロアとの意見交換を行った。ここから得られた知見を活かし、2023年度刊行の『東京外国語大学論集』106号に、研究ノート「留学生のキャリア形成支援の現状と展望―自身で成長する核を作る―」を投稿した。 教材刊行後には、教材の理念や多様な使用例を紹介し、さらなる活用方法を検討するためにオンラインでワークショップを開催した
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Research Products
(4 results)