2023 Fiscal Year Annual Research Report
留学生のキャリア意識・支援の実態解明と組織横断的なキャリア支援システムの構築
Project/Area Number |
19K00747
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
寅丸 真澄 早稲田大学, 日本語教育研究センター, 教授 (60759314)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 明香 東京立正短期大学, 現代コミュニケーション学科, 教授 (30442106)
佐藤 正則 山野美容芸術短期大学, その他部局等, 特任准教授 (50647964)
家根橋 伸子 東亜大学, 人間科学部, 教授 (80609652)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 大学留学生 / キャリア自律 / キャリア形成支援 / 組織横断的な連携 / 対話型キャリア教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高等教育機関に在籍する大学留学生(以下、留学生)のキャリア意識と行動、キャリア支援の実態を混合研究法によって明らかにするとともに、その調査結果を踏まえ、日本語教育の観点から、汎用性の高い組織縦断的な「キャリア支援システム」を構築することである。今年度は、①留学生のキャリア自律に関する検討、②これまでの質的・量的調査結果を踏まえた実践の検討と実施、③高等教育機関を取り巻く機関におけるキャリア形成支援の実態解明と実態を踏まえた連携の模索という3点を実施した。①では、キャリア自律という観点から文献調査を行い、留学生が自身のキャリア自律を意識化する必要性と、キャリア自律を支援する上で必要な教育内容を論文として報告した。②では、これまでの質的・量的調査結果を踏まえ、高等教育機関におけるキャリア形成支援について、課題解決型学習を用いた対話型キャリア教育実践として試み、検証を行った。③では、学会におけるパネルにおいて、留学生に関わる日本語学校、高等教育機関(大学・大学院)、NPO法人等の教員や専門家等の立場から高等教育機関におけるキャリア形成支援の支援内容と今後の課題を議論し、一連の研究活動を論文として報告した。留学生のキャリア形成支援の問題は、近年顕著に着目されてきた。しかし、留学生自身のキャリア意識が醸成されていないというキャリア自律の問題とキャリア形成支援の不足、及びそこに関わる機関や組織の連携不足は、重要な課題と言える。そこで、本研究では、キャリア自律に寄与する対話型キャリア教育実践と、必要とされるキャリア形成支援内容、及び関連組織・機関の連携について報告した。
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Research Products
(4 results)