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2020 Fiscal Year Research-status Report

談話と理解度を中心とした小学校英語教員のオンラインによるスピーキング能力の開発

Research Project

Project/Area Number 19K00768
Research InstitutionMeio University

Principal Investigator

渡慶次 正則  名桜大学, 国際学部, 教授 (20389620)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) Fewell Norman  名桜大学, 国際学部, 教授 (20577994)
天願 健  名桜大学, 国際学部, 教授 (40449963)
玉城 本生 (タマキモトイク)  名桜大学, 公私立大学の部局等, 助教 (60804680)
タン エンハイ (タンエンハイ)  名桜大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70804649)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords小学校英語教員研修 / オンライン英語スピーキング研修 / 小学校教員スピーキング能力 / オンライン英語授業実演 / 産学連携小学校英語教員研修
Outline of Annual Research Achievements

1.2020年度の初期部分である研究参加募集、説明会のために次の研究活動を行った、1)小学校英語教員オンライン研修募集期間:2020年6月1日(月)~7月24日(金)、2)オンライン研修の参加教員者:沖縄県小学校教員14名が自主的申し込みを経て、研修参加者として選出された、(3)研修事前アンケートの実施:2020年8月5日(水)~8月14日(金)、(4)研修オンライン事前説明会:2020年8月5日(水)13:30~15:00 (Zoomを用いた)。                                   2.研究の中心である小学校教員オンライン研修の内容は以下である。オンライン英会話「レアジョブ」(月8回、5か月コース)の利用:2020年9月1日(火)から2021年1月31日(日)まで5か月間。
3.オンライン授業実演研修会と期日 (すべて時間帯は18:30~19:30)は以下である。(1)第1回2020年9月8日(水)、(2)第2回オンライン授業実演研修会:2020年10月7日(水)、(3)第3回オンライン授業実演研修会:2020年11月7日(水)、(4)第4回オンライン授業実演研修会:2020年12月2日(水)、(5)第5回オンライン授業実演研修会 2021年1月6日(水)。
4.研究の最終部分は以下である。(1)研修事後アンケートの実施:2021年1月6日(水)~1月18日(月)、(2)オンライン終了研修と意見交換:期日:2021年1月27日(水)18:30~19:30、参加者:研修教員13人、大学教員4人。(3その他の活動として、小学校英語教科書の分析:(1)移行期教科書「Let's Try 1」「Let's Try! 2」、「We Can! 1」、「We Can! 2」の分析を行った。2)2020年から配布された7社の検定英語教科書(小学5年と6年対象)の分析を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

1.受講者はオンライン英会話「レアジョブ」を用いてスピーキング能力育成の訓練を行い、受講者の平均受講回数が32.6回(最大40回)で高い利用率となった。また、利用前の事前アンケートの回答値より利用後の事後アンケートの回答値はすべての項目においてより高い数値を示した。受講者は受講内容についてGoogleフォームで毎回報告をし、研究担当者はオンライン管理サイトにて利用状況を把握した。受講者の問題点や質問についてオンライン会社と連携して支援することができた。2.オンライン授業実践は、予定通り、定例の月1回(合計5回)の授業実践を研修参加教員ほぼ全員(1名は個人事情により実施できなかった)が輪番制で行う事ができた。計画では当初、対面で予定していた授業実践が新型コロナ・ウイルス感染症拡大によりオンライン授業実践に変更されたが、研修終了時のアンケートや意見交換ではオンライン授業実践の効果や利便性について参加教員の評価が高く、新たな可能性を見出す結果となった。3.研修事後アンケートによるとオンライン英会話「レアジョブ」の利用について、インターネットの環境があれば利用者の都合の良い場所で、かつ都合の良い時間で利用できることについて多くの高いコメントがあった。多忙な小学校教員にとって自分の都合に合わせて受講できるオンラインによるスピーキング研修方法は今後も高いニーズが期待できると考える。4.研修参加教員によるオンライン授業実践の観察と直接の授業実践の観察を通して、小学校英語教員の優れた英語指導技術や担任教員との連携等について理解を深める事ができた。一方、一部の研修参加教員による英語スピーチの共通する問題点も認識できた。最終年度である2021年度の研修計画に活かせる授業観察であった。

Strategy for Future Research Activity

1. 新型コロナ・ウイルス感染症拡大のために客観的スピーキング能力を測定するOPIcの  テストを実施できなかった。2021年度は感染対策に万全を期して、OPIcテストを実
施する。
2.科研費申請時の研究計画では2021年度は9か月の小学校教員オンライン研修を予定し  ていたが、2020年度オンライン研修終了時のアンケート結果と意見交換により、研修  参加教員の負担や小学校の年度計画などを考慮して2021年度は5か月間の研修に変更  する。
3.「レアジョブ」オンライン英会話のスピーキング内容が日常英会話や一般的な話題に  ついてのスモール・トークであったので授業に特化した英語表現の練習が充分にでき  なかったとのアンケート回答があった。2021年度は英会話運営会社のレアジョブ社と  協議をしながら、英語授業に特化した教室英語やteacher talkなどを練習できる内容  に変更するように努める。
4.2020年度は新型コロナ・ウイルス感染症拡大のために授業実演がオンラインでの模擬  授業となった。アンケートの自由回答で教材の提示が見えにくい、授業実践の教師の  声が聞こえにくいなどの困難点が示された。2021年度はオンラインと併用しながら、  対面の授業実践も必ず含むように改善する。
5.アンケート自由回答の中で、限られた授業実践の中でコメントをする時間が充分に確  保されていないとの問題点が指摘された。2021年度はGoogleフォームなどを用いて授  業実践後に参加教員がフィードバックを共有できる方法を実施する。

Causes of Carryover

英語スピーキング・テストであるOPIc(1人につき単価10,000円、事前テストと事後テストの両方を含む)を20人の受講予定者に受験させる予定です。令和2年度は新型コロナ・ウイルス感染症拡大のためにOPIcを活用できなかった。

  • Research Products

    (3 results)

All 2022 2021

All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 2 results,  Open Access: 2 results)

  • [Journal Article] 小学校英語教材・教科書の分析と理論的枠組の検証2022

    • Author(s)
      渡慶次正則
    • Journal Title

      環太平洋地域文化研究所

      Volume: 2 Pages: 80-89

    • Open Access
  • [Journal Article] 小学校英語教科書「We Can ! 1」「We Can ! 2」の文型出現頻度と題材について2022

    • Author(s)
      渡慶次正則
    • Journal Title

      名桜大学紀要

      Volume: 26 Pages: 35-46

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Journal Article] 英語教員養成課程学生の教室英語・teacher talk・2021

    • Author(s)
      渡慶次正則
    • Journal Title

      沖縄英語教育学会紀要

      Volume: 17 Pages: 1-27

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2021-12-27  

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