2020 Fiscal Year Research-status Report
Development, Verification and Dissemination of English Language Education Programs to Promote Young Japanese Learners L2 WTC
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19K00786
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
物井 尚子 (山賀尚子) 千葉大学, 教育学部, 准教授 (70350527)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
J・A Elwood 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (00400614)
星野 由子 千葉大学, 教育学部, 准教授 (80548735)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | L2 WTC / 自己効力感 / 国際的志向性 / L2不安 / 早期英語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は以下の2点であることをまずは確認しておく。 ①複数の小学校で外国語・外国語科の授業を行い、授業内の活動(やり取り)と連動した児童の「教室内におけるL2 WTC」「L2使用に関する自己効力感」の変化を振り返りシートで確認する。さらに児童用L2 WTC質問紙で「教室外でのL2 WTC」を測定する。 ②児童の「教室内におけるL2 WTC」「L2使用に関する自己効力感」を高める活動(やり取り)の特徴を探り、児童のL2 WTCを促進するための英語教育プログラムを開発する。 研究初年度である2019年度はコロナウイルス感染拡大のため、調査収集の中断を余儀なくされ、研究対象校であったA, Bの公立小学校2校での高学年児童(B小学校5年生126名、A小学校6年生64名)に対する調査を完了することができなかった。 研究2年目である2020年度は、研究対象校での調査は行わず、初年度に収集した授業の映像、授業計画、振り返りシートを用いて、授業内の活動と教室内におけるL2 WTC、L2使用に関する自己効力感の変容を多角的に分析する予定であったが、初年度の計画がコロナ禍で中断を余儀なくされたため、今年度は、初年度の仕切り直しとしてC小学校(研究協力者の異動によりA、B校に代わる)3年生105名を対象として授業実践を行った。ただし、対面授業が再開されたのが2020年6月下旬であり、授業観察は夏休み明けの9月以降からとなった。また、学年も第3学年に限定して行った。研究目的の①である授業内の活動と連動した児童の「自己効力感」「授業でやったこと」を記入する振り返りシートを作成し、1単元5回の連続授業の際に、児童一人ひとりに記入させた。授業時数の関係で「教室外でのL2 WTC」を測定する質問紙の記入は行っていない。3月末に授業を終え、現在は授業ビデオの文字起こしと活動(やり取り)の特徴と振り返りシートの記述の関係性について分析している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウイルス感染拡大のため、6月下旬まで小学校が休校となった。6月下旬から授業が再開されたものの、三密を避けるために分散登校、外部者の授業参観の禁止等があり、研究対象校をC校、学年を3年生に限定せざるを得なくなった。また、分散登校等で授業時数の確保が難しく、授業に参加し、ビデオ録画はできたものの、毎時の振り返りシートと連動した授業実践が1単元(5回)に限られた。①「教室外におけるL2 WTC」を測定する質問紙の実施、英語試験の実施は行っていない。以上のような理由から、計画は「遅れている」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の最終年度および3年目にあたる今年度は、2020年度に作成したL2 WTCを促進する活動および評価案を実際のクラスで行い、児童の「教室内におけるL2 WTC」「L2使用に関する自己効力感」さらに「教室外におけるL2 WTC」の変容を調査することになっていた。しかし、「5.研究実績の概要」で記したように、研究目的の①である授業内の活動と連動した児童の「自己効力感」「授業でやったこと」を記入する振り返りシートを作成し、1単元5回の連続授業の際に、児童一人ひとりに記入させることが2月~3月上旬の授業でようやく実現したため、現在は授業ビデオの文字起こしと活動(やり取り)の特徴と振り返りシートの記述の関係性について分析している。 今年度は、この分析を踏まえた授業の活動、その際のやり取り、加えて評価案の計画と授業実践を同時に行う予定である。また研究協力者の担当する授業予定から、調査する学年は2年生と5,6年生とする。授業の活動、その際のやり取りをビデオ撮影により分析、各児童の振り返りシートの記述との繋がりを見る(主に2年生)。また、高学年については、振り返りシートに加え「教室外におけるL2 WTC」を測定する質問紙調査を年度初めと年度末に実施する。
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Causes of Carryover |
当初の計画では、国内外での学会発表に多くの予算を割り当てていたが、コロナウイルス感染拡大のため、予定していた学会発表の多くが中止・延期、またオンライン発表に切り替わったため、それに関する予算は次年度に使用することとした。 また、コロナウイルス感染拡大防止のために、研究対象校を当初の3校から1校に変更したこと、各校で予定した備品の購入が延期となったために次年度使用額が生じた。
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Research Products
(2 results)