2022 Fiscal Year Annual Research Report
The use of virtual exchange and cross-cultural collaborative learning in higher education
Project/Area Number |
19K00820
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
ヒーリ サンドラ 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 教授 (10460669)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪田 康 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 准教授 (50362421)
KENNEDY OLIVIA 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 講師 (50816543)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | Cultural Sensitivity / Virtual Exchange / Intercultural Exchange |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナの影響により、アフリカとの活動を再開することは困難だったが、2022年7月16日にブルンジのサミット国際研究所、関西学院大学、大阪城学園と共同でハイブリッド会議を開催し、グローバル化したデジタル世界の特に新しい世代の学習者への影響や、教育におけるVirtual Exchangeに焦点が当てられた。 また、Chen and Starosta (2000)が開発したIntercultural Sensitivity Scale (ISS)の収集データの分析を終了した。当初の研究では5因子構造であったが、他国での研究により、ISSは異なる文化的文脈では機能しない可能性があることが判明した。私たちの分析では、データは3因子モデル(交流否定度-7項目、交流信頼度-5項目、交流意識-9項目)に適合することがわかり、実行可能なモデルを提供する一方で、私たちは現在、1930年代にWilliam Stephensonによって考案されたQ手法を使って日本の文脈に合わせた新しいモデルを作成中である(McKeown & Thomas、1988)。Q法では、参加者は自分の視点から何が有意義で重要なのかを決めるよう求められており、この方法によって、より日本文化に適した項目が得られることが期待されている。 さらに、研究グループのアンケート回答を分析した結果、留学の次にVirtual Exchangeが大きな利益をもたらすことがわかった。ブルンジからの留学生の結果は、異なる文化的背景による違いを浮き彫りにした。 さらに、学生と彼らの交流体験から得た大量の質的データを分析し、これを教師の体験の分析にも拡大した。その結果、国際的なVirtual Exchangeは、教室をコラボレーション空間に再構築する機会をもたらし、従来の階層的な教師と生徒の役割を曖昧にし、両者に新しいエネルギーをもたらすことが判明した。
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