2023 Fiscal Year Research-status Report
英語教育を土台にした異文化トレーニング方法に関する実証的基礎研究
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19K00843
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Research Institution | Toyota Technological Institute |
Principal Investigator |
市川 研 豊田工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00406547)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 異文化コミュニケーションの質的調査 / 異文化トレーニング / カルチャーアシミレーター |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでは理論的バックグラウンドの確立と確認、そして実践編として量的分析を進め、ある程度の成果を出すことができた。2022年度は質的研究の遅延テストなどを行い、2023年度はそれらをまとめ、教材開発などの応用へ結びつくような研究を実施した。手始めに英語教育の原点回帰に言及し、最適化された共通クラスルールの設定、異文化トレーニングの前提となるグローバル化と国際化に関しての実践研究などを実施し、それらを複数の論文として発表することができた。 今後の展開(本研究テーマ最後の2024年度)として、文化が関係しないカルチャーフリー(人としての配慮・思いやり・個人差)などの要素を含め、この研究を総括することを主体として実施したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究協力者との連絡をより密に行い、主として研究協力者の所属校にて質的調査と異文化トレーニングを中心とした実践研究を実施した。事前打ち合わせを綿密に行ったため、ほぼ順調に進めることができた。後の口頭発表・論文出版も遂行できた。 また、計画にあった海外の現地視察に関して実施できればよいのであるが、上記研究実施作業や本務校の業務過多が重なり、本年度は実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本プロジェクト最終年は、実証研究の事後検証を含め、およその実践編(量的・質的調査)は進んだわけであるが、今後は、続編としてCA実施のその後の波及効果などを調査し、フォローアップとなる内容を深堀したい。その後は異文化トレーニングの効果・役割・展開の考察・まとめを行う予定である。具体的には、CAとアクティブ・ラーニングを中心とした先駆的な英語教育方法を、グローバル化・多様化する現代に適合した教育方法論としてまとめ、いかに外国語教育、そして地域にも貢献できるかを考察してゆく予定である。
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Causes of Carryover |
本年度で本研究課題は終了予定であるが、コロナウイルスの影響で海外現地調査の一部が、実施できず、課題は延期とさせて頂く事となった。それが3年続いた影響で計画はその分、後ろ倒しになったまま進行する結果となった。
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