2020 Fiscal Year Research-status Report
大学間・インバウンド・キャリアとの連携による異文化間コミュニケーション能力の育成
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19K00860
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
藤尾 美佐 東洋大学, 経営学部, 教授 (20350712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 猛久 和光大学, 経済経営学部, 教授 (40434211)
村田 和代 龍谷大学, 政策学部, 教授 (50340500)
安達 理恵 椙山女学園大学, 教育学部, 教授 (70574052)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 留学 / オンライン / 異文化間コミュニケーション能力 / リーダーシップ / キャリア |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、新型コロナ感染症の急速な拡大のため、研究計画の見直しを余儀なくされた。特に日本人学生の海外への留学、また海外からの留学生が激減し、当初考えていた、そうした学生対象のデータ収集ができなくなったためである。 しかし一方で、2020年度4月から、大学ではオンライン授業が本格的に導入され、オンライン上で海外とのコンタクトを維持し拡大する方法、例えば海外からのゲストスピーカーを招く、合同授業を行うなど、新しい可能性も出てきた。こうした新しい可能性について、代表者も分担者も、国内外の学会などで積極的に発表した。特に代表者は、コロナとリーダーシップに焦点を当て、オンラインでのグループ・プレゼンテーションやパネルディスカッションなどを通じてのリーダーシップ育成について、発表した(後述)。 また2月には、オンラインで今年度の報告会を行い、代表者、分担者それぞれの研究の進捗と、大学のオンライン留学等の情報交換を行った。発表内容は、「オンライン異文化間ワークショップによる教職課程学生の教員キャリア意識への効果」「海外留学・研修旅行を踏まえたキャリア形成までの道程」「グローバル・キャリア・チャレンジプログラム(GCCP)と学生組織グローバルサポーター ― 異文化間コミュニケーション能力育成をめざした大学の取り組み紹介」 「海外留学がキャリアに与えた影響」「コロナ禍のインバウンドと今後について」「コロナ禍でつなぐ国際交流 ~オンラインを活用してSDGsについて考える~」など、多角的な視点からの発表と議論を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上述のように、新型コロナ感染症の急速な拡大のため、海外の大学への留学及び海外からの留学がほぼキャンセルになり、またこうした状況を受けて、インバウンドとの連携も、当初考えていたデータ収集などができなくなり、研究計画の見直しを余儀なくされた。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、新型コロナ感染症の急速な拡大のため、当初考えていたような留学やインバウンドを軸にしたデータ収集が極めて難しくなり、新たなデータ収集方法や、テーマのシフトを考えざるをえなくなった。 今後は、オンラインでの留学(様々な大学の聞き取り調査)や、コロナ前とコロナ後の学生の意識変化の調査(アンケート・インタビュー)など、より現場に即した研究テーマへのシフトを行う。また、オンラインによる大学間の合同授業の可能性(国内だけでなく海外の大学との連携も含む)についても、今年度は積極的に模索し、推進していく。
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Causes of Carryover |
2020年度の急激な新型コロナ感染症拡大のため、当初予定していた海外での学会発表等が全てキャンセルとなった。その分の予算が次年度へと回っている.
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Research Products
(14 results)