2022 Fiscal Year Research-status Report
大学間・インバウンド・キャリアとの連携による異文化間コミュニケーション能力の育成
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19K00860
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
藤尾 美佐 東洋大学, 経営学部, 教授 (20350712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 猛久 和光大学, 経済経営学部, 教授 (40434211)
村田 和代 龍谷大学, 政策学部, 教授 (50340500)
安達 理恵 椙山女学園大学, 教育学部, 教授 (70574052)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 海外留学 / オンライン授業 / 合同授業 / 英語非母語者者 / キャリア |
Outline of Annual Research Achievements |
当初本研究は、コロナ前の状態を想定して申請しており、大学での留学経験を大学を超えてシェアしあう大学間のセミナー交流やインバウンド(特にオリンピックによる海外からの来客との交流)などを考えていたため、2019年度末にコロナ感染が広まって以降、こうした対面での計画を見直さざるを得なくなり、 研究の大幅な見直しを余儀なくされた。 しかし代表者藤尾は、一昨年度、 マレーシアのUTM(Universiti Teknologi Malaysia )大学とオンラインでの合同授業を行い、昨年度は、在外研究先のベネチア大学(Ca' Foscari大学)でも合同授業を行なった。 今後はこうしたオンラインによる海外との合同事業を研究の1つの柱とするつもりである。 さらに昨年度は、 研究代表者がイタリアに滞在していたことから、 様々な欧州の大学からも招待講演を受け、これにより人脈が広がり、今後の合同授業の可能性も大きく広がった。 こうした日本の大学の国際化と合同授業について書いた論文が、SCORPUS論文の一つにもアクセプトされ、今年度発行される予定。 また、 オンラインでの留学経験者50名と対面での経験者50名の学生にアンケート調査も行い、 対面及びオンラインでの留学の強みと弱みを比較する研究にも取り組んでいる。さらに、イタリアおよび欧州に 留学中の学生(20名程度)にもインタビューを行い、 英語の母語話者ではない国に留学する意義についても今年度、分析・発表していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初本研究は、コロナ前の状態を想定して申請しており、大学での留学経験を大学を超えてシェアしあう大学間のセミナー交流やインバウンド(特にオリンピックによる海外からの来客との交流)などを考えていたため、2019年度末にコロナ感染が広まって以降、こうした対面での計画を見直さざるを得なくなり、 研究の大幅な見直しを余儀なくされた。 しかし代表者藤尾は、一昨年度、 マレーシアのUTM(Universiti Teknologi Malaysia )大学とオンラインでの合同授業を行い、昨年度は、在外研究先のベネチア大学(Ca' Foscari大学)でも合同授業を行なった。 今後はこうしたオンラインによる海外との合同事業を研究の1つの柱とできる。 また、代表者がイタリアに在学研究に行き、 様々なインタビュー調査を行えたことから、英語の母語話者の国(例えばイギリス、アメリカ)への留学とイタリアや他の欧州諸国(英語の非母語話者でありながら日常的に使用している国)への留学実態の比較も可能になった。 また分担者の村田、 安達の大学でも本年度より海外留学を再開する予定であり、そうした研究を今年度は統合的にまとめ、何らかの形で出版する予定。
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Strategy for Future Research Activity |
一昨年度より、代表者藤尾は、マレーシアのUTM(Universiti Teknologi Malaysia )大学とオンラインでの合同授業を行い、昨年度は、在外研究先のベネチア大学(Ca' Foscari大学)でも合同授業を行なった。 今後はこうしたオンラインによる海外との合同事業を研究の1つの柱とする。 また、 昨年度は、オンラインでの留学経験者50名と対面での経験者50名の学生にアンケート調査も行い、 対面及びオンラインでの留学の強みと弱みを比較する研究にも取り組んでいる。本年度は、そのデータを分析し、論文にする予定。 さらに、昨年度は、イタリアおよび欧州に留学中の学生(20名程度)にもインタビューを行うことができたため、 英語の母語話者の国(例えばイギリス、アメリカ)とイタリアや他の欧州諸国(英語の非母語話者でありながら日常的に使用している国)への日本人学生の留学の成果も分析、比較していく。 また分担者の村田、 安達の大学でも本年度より海外留学を再開する予定であり、そうした研究を今年度は統合的にまとめ、何らかの形で出版する予定。
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Causes of Carryover |
研究実績の概要でも述べたように、本プロジェクトはコロナによる影響を大きく受け、研究の大幅な見直しを余儀なくされた。しかし、昨年度よりは、オンラインに大きく軸足を移し、オンライン化での留学と対面の留学の比較や、英語圏以外の留学の強みと弱みなど、新たな側面からプロジェクトを進められるようになった。 本年度は、分担者の大学でも留学プログラムが再始動することもあり、本格的にプロジェクトを進めていくことができる。
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Research Products
(10 results)