2019 Fiscal Year Research-status Report
学校文化の影響と新任教師の成長:小学校英語教育に関する教員養成の成果と課題
Project/Area Number |
19K00866
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Research Institution | Nagoya University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
佐藤 一嘉 名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (40329868)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 教師教育 / 小学校英語 / 教師のbeliefs / タスクに基づく外国語教授法 |
Outline of Annual Research Achievements |
この研究の目的は、大学で2年間児童英語教授法の指導を受けた学生(5名)が、小学校の新任教師として大学で学んだ指導法を応用し、どのように英語指導をするのか、そして、小学校の英語教育を発展させるために、どのような課題に遭遇するのかを明らかにすることである。
2019年4月に研究対象者5名(小学校教員)が所属する学校の校長宛に授業見学とインタビュー調査の依頼書を送付した。5月に1名(横浜市)、6月に1名(岐阜県)の英語の授業を見学し、その後、電話でインタビューを実施した。しかしながら、他の3名とは日程が合わず調査ができなかった。3月に再度、授業見学とインタビュー調査の依頼をし、実施の予定であったが、新型コロナウイルス感染が広がり、授業見学は中止になった。しかしながら、5名の対象者と電話でインタビューを実施することができた。
国際研究集会での発表については、5名の対象者が学生時代にどのように指導法を学んだのかについて、2019年8月に、カナダ(オタワ)、カールトン大学で開催されたThe Eighth International Conference on Task-based Language Teaching で発表した。タイトルは、"Developing Preservice Teachers’ Beliefs and Practices through TBLT Teacher Education"である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大のため、授業の再開が遅れ、小学校の英語授業が実施されていない。したがって、前期に予定していた授業見学の予定が立っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
9月以降、授業が再開された後、対象者と連絡を取り、それぞれの勤務先の校長宛に依頼書を送って、授業見学の予定を立てたい。以下、今後の予定である。
9月:対象教員に連絡をする。依頼書を送る。 10月から12月:1回目の授業見学およびインタビュー 2月から3月:2回目の授業見学およびインタビュー
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Causes of Carryover |
コロナ感染の影響で、3月に予定していた授業見学(調査研究)がキャンセルになった。
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