2020 Fiscal Year Research-status Report
多読と自己決定理論の関係性を探るースマホ・アプリによる多読読書記録手帳の構築ー
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19K00871
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Research Institution | Hokusei Gakuen University Junior College |
Principal Investigator |
竹村 雅史 北星学園大学短期大学部, 短期大学部, 教授(嘱託) (60353215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣森 友人 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (30448378)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 多読 / 読書記録手帳 / アプリ / 動機付け / インプット理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度はβ版アプリの完成を踏まえ、多読授業の中で本格的にアプリ動作確認を行う予定であった。4月から毎週1回、学生は読後にアプリに読んだ本をバーコード検索で表紙カバーをスマートフォンにアップロードし、書籍評価、感想を書き込んで、授業者はそのデータ蓄積を行い、アプリが正常に作動し、学習者がアプリ機能を理解し上手く利用できるかを定期的に確認する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染回避による対面授業が不可となり、多読書籍を設置してある大学図書館も利用できなくなり、短大1年生を対象にした、動作確認と実際の使用に向けた調査は全て未実施となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和2年度4月に入り新型コロナウイルスの影響で研究の進捗に大幅に遅れが出た。リモート授業が当初前期まで行われ、後期からの対面授業を考えていたが、後期も前期同様にリモート授業は継続されて、全く年度計画したいた研究が滞ってしまった。令和3年度に向けて、大幅な見直しを検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
対面授業が再開された場合、アプリの動作確認を速やかに行う予定である。その後、アンケート機能の搭載を開発会社に依頼する予定である。令和3年度も対面授業ができなくなれば、多読調査が開始できなくなり、研究を1年延期せざるを得ない懸念も残っている。
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Causes of Carryover |
令和2年度は、コロナ禍によって学生対象とするアプリの使用による調査・研究が全くできなかった。そのため、学会発表に関わる旅費や、調査する上での予算が未執行となった。ただ、紙媒体とアプリによる読書記録の比較する上で、紙媒体による読書記録の印刷費として101,640円を執行している。当初この年度から本格調査する予定であったが、現在もコロナ禍で多読に関する調査が思うように行われていない。今年度分の研究がほぼ中断したので、研究期間の1年延長を考えている。
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