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2021 Fiscal Year Research-status Report

英文復唱テストによる文法習熟度の検証ー処理可能性理論と比較して

Research Project

Project/Area Number 19K00897
Research InstitutionKyoto Sangyo University

Principal Investigator

西谷 敦子  京都産業大学, 共通教育推進機構, 教授 (50367942)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords英文法 / 筆記試験 / 復唱試験
Outline of Annual Research Achievements

2021年度もコロナ禍で対面授業が途中からオンライン授業に変わり、その後また対面授業に戻るといった授業形態の変更が重なり、その対応に多くの時間を要し、研究へのエフォートが当初の計画通りに割けなかったが、なんとかデータ収集のみを実施することができた。英文法38項目の筆記試験(2回)と、そのうちの10項目の口頭復唱試験(1回)を実施した。復唱試験は文法的に正しい英文だけでなく誤っている英文も使用し、誤った英文を聞いても復唱する時には正しい英文を発話しているかを確認するというものである。これはネイティブスピーカーを含め、その文法を修得していれば文法的に誤りのある英文を聞いても無意識に正確な英文で発話するという先行研究の結果に基づいている。これらの試験を英語専攻の大学生38名、および非英語専攻の大学生177名に実施したが、まだデータの精査および分析には至っていない。いずれかの試験を未受験の学生のデータは省く必要があるため、実際に分析に使用するデータは上記の人数よりも若干少なくなると思われるが、英語専攻と非英語専攻の両方の学生のデータを得ることができたため、そこに差があるのかを比較することが可能となった。英語を専攻する学生の方が非英語専攻の学生よりも英語の修得度が高いことが予想され、従って英語専攻の学生の方が誤った英文を聞いても正しい英文を発話する割合が多いことが予想されるが、果たして実際にそうなのかをこれから分析していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

コロナ禍により、授業が対面からオンラインになり、また対面に戻るといった変更が続き、その対応に追われた。そのためデータの収集はできたが分析まで進めることはできなかった。

Strategy for Future Research Activity

データは収集できたため、分析を進める。まずはデータを精査し、有効データのみをラッシュ分析および相関分析を行ない、筆記試験による項目難易度と復唱試験による項目難易度を比較する。また、英語を専攻する学生と英語を専攻としない学生において差があるかも比較する。

Causes of Carryover

コロナ禍で研究に遅れが生じ、本来データ分析まで行なう予定だったのができなかった。そのため、データ分析に必要となる経費を次年度に回し使用したい。データ分析に関する書籍や統計ソフト、および論文にまとめるのに必要な文献の購入に使用する予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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