2021 Fiscal Year Annual Research Report
CLIL for Food Literacy through Multicultural Cooperative Learning by International and Japanese Students: Needs Analysis and Materials Development
Project/Area Number |
19K00900
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Research Institution | Nakamura Gakuen College |
Principal Investigator |
津田 晶子 中村学園大学, 栄養科学部, 准教授 (30462089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松隈 美紀 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (40259669)
大和 孝子 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (70271434)
仁後 亮介 中村学園大学短期大学部, 食物栄養学科, 講師 (20565767)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | CLIL / 食育 / 多文化共生 / フードダイバーシティー / 留学生 / 教材開発 / ニーズ分析 / 郷土料理 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である2021年度前期は、これまでの調査結果を元に、九州大学共創学部において、外国人留学生と日本人学生がともに食育を学ぶオンラインセミナー「健やかな大学生活のための食育: 多文化共生の視点」を実施した。事前に学生へ質問紙調査を実施することで学生のニーズ分析をし、事前に九州大学でフィールドワークをした結果、①九州大学の学生は全国から集まっており、福岡市内に住みながらも、福岡の郷土料理に触れる機会が少ないこと、②コロナ禍の「孤食」で、多くの学生の自分の食習慣について不安な気持ちを抱いていること、③キャンパスが広大で、キャンパス内にはコンビニエンスストアしかなく、自炊を始めた学生がどのように調理をすればよいか悩んでいることなどが明らかになった。管理栄養士の大和からは「コンビニエンスストアで入手した食材を組み合わせた健康的な食事、②調理師の松隈からは「世界各国の鍋料理」③英語教員の津田からは「英語のレシピの読み方とフードダイバーシティー(食の多様化)につい、日英バイリンガルのスライドを利用して、レクチャーをし、最後に、グループに分かれて、参加者の郷土料理についてディスカッションする時間を設けた。このセミナーについては、参加学生への事前質問紙をもとにした「講座事前調査報告書」と、参加者の事後レポートを分析した「食と文化講座事後レポートテキストマイニング分析」としてまとめ、Researh Map上で一般に公開している。また、2021年度後期は、研究全体の成果報告として、異文化間教育学会(津田)、日本CLIL教育学会(津田、仁後)、言語教育エキスポ2022(津田)で、分析結果や授業実践について、発表した。 本研究は、日本人大学生と外国人留学生に焦点を当てたものであるが、今後も、英語教員と専門教員が協業して、小中高大連携による食育英語のCLILについて調査研究する所存である。
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Research Products
(7 results)