2019 Fiscal Year Research-status Report
Research on ESP design for veterinary sciences
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19K00913
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
山本 佳代 宮崎大学, 多言語・多文化教育研究センター, 准教授 (70438323)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 瑞夫 宮崎大学, 多言語・多文化教育研究センター, 准教授 (20324220)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ESP / ニーズ分析 / 獣医学分野 / 専門語彙 / カリキュラム作成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、将来英語を使って専門的な知識や技能を生かして国際的に活躍できる人材育成を目標とした獣医学英語教育カリキュラムの開発のための基礎研究を行っている。English for Specific Purposes (ESP)の観点から、調査、研究を行っている。先ず、獣医学ディスコースコミュニティにおいて実際に英語が使用される場面のニーズ調査から、教育カリキュラムに反映させるべき言語使用に関する基礎的調査を行う。その一環として、獣医学英語コーパス作成に向けた調査とデータ収集、他分野(特に医学分野)との比較による特徴語の抽出を行い、カリキュラム案および教材案開発の基礎資料を提供することを目指す。初年度は、以下のことを行った。(1)今日の獣医学(獣医師)への社会的ニーズ調査、(2)学部学生の英語資格試験、海外への関心、卒業後の希望進路、学部英語授業への要望に関する調査、(3)獣医学専門教員への獣医学部生英語教育についての聴き取り、(4)獣医学関連のトピックのsemi-popularization articlesの特徴語抽出、獣医学教育に関する関連資料の収集、獣医学に関する英語講義のトランスクリプトの収集と整理。
(1)については文献による調査を行い、(2)は質問紙調査を実施した。(3)では、獣医学専門教員より医学と獣医学の相違についての当事者の見解を得た。(4)は、農学分野semi-popularization articlesの獣医学関連トピックのサブ・コーパスを用いてCOCA(Corpus of Contemporary American English)を参照コーパスに用い、キーワードを抽出した。(5)は、所属大学のシラバス、海外の獣医学部を調査し、テキストや獣医学関連資料の収集を行うとともに、海外の提携機関等からゲストとして来学した講師による英語講義のトランスクリプトの収集と整理を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
行政職員への質問紙調査を予定していたが、現在、関係機関への打診に時間を要している。継続して取り組む予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
獣医学生への質問紙を改訂の上、調査を継続し、より詳細なニーズと実態についてデータを収集し、まとめる。その成果を、研究会等で発表し、ESPの研究者などから専門的な助言を得る。また、獣医学学術コーパス作成の方法論を再検討し、コーパスの構築・分析を進める。
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Causes of Carryover |
(理由)2020年度3月に国際学会発表を予定していたが、新型コロナウィルスの影響でキャンセルとなった(プロポーザルは採択済み)ため。
(使用計画)学会・研究会発表に関連する経費、およびコーパス作成経費として使用予定である。
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Research Products
(10 results)