2019 Fiscal Year Research-status Report
東北・北関東の農兵隊・草莽隊と戊辰戦争の実態的研究
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19K00959
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Research Institution | Miyagi Gakuin Women's University |
Principal Investigator |
平川 新 宮城学院女子大学, キリスト教文化研究所, 研究員 (90142900)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 農兵 / 庶民剣士 / 山立猟師 / 戊辰戦争 |
Outline of Annual Research Achievements |
農兵および剣術関係の下記の史料および情報を確保した。 *岩手県一関市藤沢町「皆川家日誌」慶応4年4月記事に天保猟師が戊辰戦争に農兵として動員されている記事あり。*『中新田町史』近世編に加美町の農兵調達記事あり。*東北大学日本史研究室所蔵の熱海家文書に農兵関係の史料あり。*福島県伊達氏梁川町の橘家:新田義貞の家臣団の末裔を名乗って剣術道場。戊辰戦争に仙台藩に協力して戦闘に参加。山形県高畠町の武田家文書から発見した「剣術実録」を解読し分析作業を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
戊辰戦争は武士だけではなく多くの庶民が参加した。その典型が農兵である。百姓や町人から志願や徴兵として軍事力を確保した。その実態は不明であるため、各地に残された断片的な史料を収集することが基礎作業となる。着実に史料の収集をすすめている。
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Strategy for Future Research Activity |
農兵の実態を把握できる史料の収集を継続すると共に、その歴史的な前提となる庶民剣士関係の史料の収集・分析も重要である。いずれも着実に資料収集が行われており、それらをふまえて新たな江戸時代論の展開が可能になる。
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