2022 Fiscal Year Research-status Report
東北・北関東の農兵隊・草莽隊と戊辰戦争の実態的研究
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19K00959
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Research Institution | Miyagi Gakuin Women's University |
Principal Investigator |
平川 新 宮城学院女子大学, 付置研究所, 研究員 (90142900)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 庶民剣士 / 兵農分離 / 農兵 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は農兵や庶民剣士関係史料の実地調査のために下記の調査をおこなった。 ・宮城県丸森町 高木家文書(丸森の庶民剣士高木飛剣に関する剣術免許状などを写真撮影した) ・宮城県角田市歴史資料館の調査(入手困難な南部修三氏編集の私家版『宮城県角田地方と柳剛流剣術』の複写板を入手した) ・上記以外はコロナ禍のためにフィールワークが実施できなかった。だが各地資料館や文書館の史料調査をwebで行ったところ、江戸時代の庶民剣術に関する史料を発見できた。 *群馬県立文書館(富岡市七日市大里家文書、勢多郡富士見村寒河江家文書、関弘芳家文書 、福島宏策家文書、ほか10家文書
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
おもに関東と宮城県の農兵・庶民剣士の史料調査を実施し、史料集および論文の取りまとめに入る予定だったが、コロナ禍のために調査活動が大きく制限されたことから、当初予定よりも進展が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年はコロナによる活動制限も大幅に緩和される見通しであることから、未実施の史料調査を実施し、着実に農兵及び庶民剣士に関する史料を確保して、史料集あるいは論文等の取りまとめに入りたい。
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Causes of Carryover |
2022年度に実施予定の史料調査がコロナ禍のために実施できなかった
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