2021 Fiscal Year Research-status Report
諏訪湖と十三湖の長期結氷記録の解析による冬季気候変動と地球温暖化の実態解明
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19K01155
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
長谷川 直子 (石黒直子) お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (60433231)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 岳彦 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 客員教授 (10114662)
平野 淳平 帝京大学, 文学部, 准教授 (80567503)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 諏訪湖 / 御神渡り / 結氷 / 気候復元 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では現地で史料を閲覧して調査する必要があるが、本年はcovid-19の影響で現地調査が十分に進められなかった。特に弘前の調査は一度も実施することができなかった。諏訪湖の調査については比較的近いこともあり、感染状況があまりひどくない時期を見て数回実施した。 1950年代にまとめられた諏訪湖の結氷・御神渡データベースが一般的に使用されているが、このデータベースの元となる原点との照合を行った。その結果、このデータベースにまとめられていない新たな史料の発見や、原典とデータベースの数値の違いを発見した。データベースの期間は500年以上にわたり、出典も複数に渡るため、作業量が膨大であり、現地調査の実施日程が限られていたこともありまだ全てを終了することができていない。このため研究期間を1年間延長したので、2022年度中にデータベースを完成させられるように進めたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究を進めるためには現地へ行き博物館などに所蔵されている古い文書を読む必要があるが、covid-19の影響により、現地調査に行く日程が限られてしまい、調査を十分に進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本来は2021年度で終了する予定の研究計画であったが、現地調査を十分に行えなかったため、2022年度の延長を行った。2022年度の感染状況は不明であるが、なるべく現地調査へ行けるように努め、データベースの照合調査を終了したいと考えている。これが終われば、全体的な機構の復元やデータベースの公表をすることができる。そのことにより、世界で他にない長期的な湖の結氷記録を気候復元資料として使用することが可能になる。
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Causes of Carryover |
covid-19の感染拡大により現地調査へ行くことができず、旅費を予定より消化できなかった。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Tropical cyclones over the western north Pacific since the mid-nineteenth century2021
Author(s)
Kubota,H., Matsumoto,J., Zaiki,M., Tsukahara,T., Mikami,T., Allan,R., Wilkinson,C., Wilkinson,S., Wood,K. and Mollan,M.
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Journal Title
Climatic Change
Volume: 164
Pages: 1-19
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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