2020 Fiscal Year Research-status Report
オーストラリアの大都市圏に対するアジア系留学生のインパクトに関する地理学的研究
Project/Area Number |
19K01184
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
阿部 亮吾 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10509144)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アジア系留学生 / スチューデンティフィケーション / 移民エスニック空間 / 都市発展 / シドニー大都市圏 / オーストラリア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、2000年代以降のオーストラリア大都市圏におけるアジア系留学生の急増が都市の発展に及ぼす社会-経済的なインパクト、ならびにそれらの相互関係を明らかにすることである。 2020(令和2)年度は,2020年1月以降に蔓延が始まった新型コロナウィルス感染症拡大のため,対象地域であるオーストラリアへの入国ができず,現地でのフィールドワークを主体とする本研究にとって,研究計画通り進まない状態であった.代替として,日本の中学校・高等学校地理教科書に描かれたオーストラリア表象についての資料収集を行った.2021年度も同様の状態の継続が懸念されている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020(令和2)年度は,昨年度に引き続き日本人留学生の調査をし,並行して英語の特異なフィリピン人留学生の調査も行う予定であったが,新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受けて,オーストラリアへの入国自体が不可能であったため,現地でフィールドワークがまったく進まない状態であった.
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Strategy for Future Research Activity |
オーストラリアへの入国がしばらくは難しい状況が続くことが予想されるので,代替措置として,日本人留学生としてかつてオーストラリアに留学していたものの,その後日本に帰国した「元留学生」に対する調査に切り替えることを計画している.
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Causes of Carryover |
2020(令和2)年度は,昨年度に引き続き日本人留学生の調査をし,並行して英語の特異なフィリピン人留学生の調査も行う予定であったが,新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受けて,オーストラリアへの入国自体が不可能であったため,現地でフィールドワークがまったく進まない状態であった.その結果,旅費が全額未使用となった. オーストラリアへの入国はしばらく難しい状況が続くことが予想されるので,代替措置として,日本人留学生としてかつてオーストラリアに留学していたものの,その後日本に帰国した「元留学生」に対する調査に切り替えることを計画している.
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