2023 Fiscal Year Research-status Report
オーストラリアの大都市圏に対するアジア系留学生のインパクトに関する地理学的研究
Project/Area Number |
19K01184
|
Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
阿部 亮吾 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10509144)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | アジア系留学生 / スチューデンティフィケーション / 移民エスニック空間 / 都市発展 / シドニー大都市圏 / オーストラリア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、2000年代以降のオーストラリアを事例に、大都市圏(特にシドニー大都市圏)におけるアジア系留学生の急増と都市発展・変容のメカニズムを明らかにすることである。 2023(令和5)年度は、2020年以降のコロナ禍で進展が少ないものの、これまでに得た研究成果・知見の一部を、学会等で発表した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023(令和5)年度は、コロナ禍で中断していた現地フィールドワークを再開し、これまでの遅れを取り戻したかったものの、過去数年間の中断期間で現地とのコネクションが途絶えてしまい、コネクションを最初から再構築する必要に迫られている状況である。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024(令和6)年度は、オーストラリアへ渡航し、シドニー大都市圏での現地調査を再開するとともに、将来的な研究の足掛かりを再構築したい。特に、現地の日本人コミュニティにアクセスし、日本人留学生とのコネクションを作りたい。
|
Causes of Carryover |
2023(令和5)年度は多くの学会に参加して情報収集したり、学会等にて成果の一部を発表したが、過去数年に及ぶコロナウィルス感染症拡大の影響で現地オーストラリアとの調査用コネクションが途絶え、オーストラリアでの現地調査が進まない状態であった。2024(令和6)年度には、調査用コネクションの再構築のめにオーストラリアに渡航し、将来的な調査の広がりも視野に入れて、在シドニーの日本人コミュニティにアクセスしたい。
|