2019 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of international cyber crime
Project/Area Number |
19K01350
|
Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
四方 光 中央大学, 法学部, 教授 (20823769)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野目 善則 中央大学, 法学部, 教授 (70211430)
堤 和通 中央大学, 総合政策学部, 教授 (70256022)
柳川 重規 中央大学, 法学部, 教授 (80299362)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | サイバー犯罪 / 電子証拠 / 国際捜査協力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、国境を越えるサイバー犯罪の主要国における効果的な捜査手法、国境を越える電子証拠の国際的な協力枠組みの在り方について研究するものである。 内外の文献を調査することにより、越境サイバー犯罪の主要国における捜査手法・捜査権限、国際社会における国境を越える電子証拠の効果的な取得方法に関する議論の進展状況の概要を把握することはできた。 しかし、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響を受け、2019年度に予定していた海外調査を実施することはできなかったので、主要国における重要なサイバー犯罪捜査の実情や国際社会における議論の進展状況の詳細まで把握することはできなかった。 また、やはり新型コロナウイルスの影響で、情報交換を予定していた京都で開催予定であった国連コングレスが延期又は中止なった。 2020年度には、2年間の研究期間で予定していた海外調査、シンポジウムの開催による成果発表等を行っていく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの感染拡大のため、2019年度中に予定していた海外調査を実施することができなかった。また、同じ理由から、2020年4月に開催予定であった国連犯罪防止コングレスと同年5月に開催予定であった日本刑法学会が中止となったため、情報交換及び成果の発表をすることができなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
文献調査を強化するとともに、年度末までに可能な限り海外調査を行う。 年度末にシンポジウムを開催することにより、研究の成果を公表する。 新型コロナウイルスの影響により海外調査研究が2020年度内にもできない場合には、研究期間の延長を検討する。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大のため、予定していた海外調査研究が実施できなかったこと、同じ理由により2020年4月に予定されていた国連犯罪防止コングレスも開催中止となったことから、その準備に関係する研究等も先送りとなったため。
|