2020 Fiscal Year Research-status Report
日本法のモデルとしてのEU会社法指令とヨーロッパ模範会社法の研究
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19K01374
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
高橋 英治 大阪市立大学, 大学院法学研究科, 教授 (40275235)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | EU法 / EU会社法 / 電子株主総会 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、『ヨーロッパ会社法概説』という単著を発表した。これは日本で初めてのヨーロッパ会社法の体系書である。この体系書において、ヨーロッパ模範会社法とEUのオンラインに関する現状を紹介し、分析した。この体系書『ヨーロッパ会社法概説』は、イギリス、ドイツで書評が出た。日本でも雑誌、「国際商事法務」から書評が出る予定である。また、ドイツの電子株主総会についても、論文を発表した。 2020年11月、この「ヨーロッパ会社法概説」で、大阪市立大学学友会優秀テキスト賞を受賞した。 これまで、ヨーロッパ会社法については、断片的な紹介はあったが、その体系を示す概説書はなかった。申請者の「ヨーロッパ会社法概説」により、日本のヨーロッパ会社法研究は、大きく前進した。 現在は、ヨーロッパ会社法の経験を、日本の会社法の研究に生かした、日本の会社法の体系書を執筆している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
これまで、ヨーロッパ会社法については、断片的な紹介はあったが、その体系を示す概説書はなかった。申請者の「ヨーロッパ会社法概説」により、日本のヨーロッパ会社法研究は、大きく前進した。「ヨーロッパ会社法概説」は、研究の総まとめとして、2023年度までには、発表できれば、と申請者は考えていたが、それを前倒しで、実現した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、ヨーロッパ会社法の状況を考えつつ、日本の会社法の体系書を執筆する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ渦で、旅費を伴う研究滞在が全くできなかった。
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Research Products
(8 results)