2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K01509
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
荒木 圭子 東海大学, 教養学部, 准教授 (00512633)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 自決権 / 国際連盟 / 黒人 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度においては、(1)基本文献の講読、(2)これまでに収集した資料の整理・検討、(3)スイスの League of Nations Archives とイギリスの National Archives での資料調査を行う計画であった。(1)に関しては、前年度から引き続き行っているが、専門外の国際法の分野の理解に手間取っていることと、コロナ禍の影響で、予定していたよりもおくれている。(2)に関しては、オンラインで入手できるW・E・B・デュボイスの資料をもとに、パン・アフリカ会議に関する資料の検討を行った。また、手元にあるマーカス・ガーヴィーや国際連盟の関連資料をもとに、『アメリカ史研究』第43号に「黒人と自決権--ガーヴィー運動による国際社会へのアピールから--」と題した論文を発表したほか、次年度に刊行されるアメリカ学会の英文ジャーナルThe Japanese Journal of American Studiesへの執筆を行った。これらは、これまで収集した資料を、あらためて国際関係論の観点から検討し直す機会となった。(3)に関しては、新型コロナウイルスの流行に伴い、海外渡航が不可能であったため、実行できなかった。現地のリサーチャーに調査依頼をすることも検討したが、資料館自体が休館になっており、不可能であった。ヨーロッパにおける資料収集は来年度以降に再延期することになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
初年度から、新型コロナの流行により、予定していた海外での資料収集ができていない。また、コロナ禍における業務の激増で、研究時間を十分に確保することが困難な状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き(1)基本文献の講読、(2)これまでに収集した資料の整理・検討を行う。(3)スイスおよびイギリスでの資料収集に関しては、新型コロ ナウイルス の状況次第となる。ヨーロッパの状況が落ち着き、資料館が使用可能になって現地のリサーチャーに調査を依頼できるようであれば、代理で資料収集を依頼することを検討したい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で、海外の資料館での資料収集ができなかったため。
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