2023 Fiscal Year Research-status Report
Democracy promotion and geopolitics
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19K01539
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
佐藤 洋一郎 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (90569782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 敦子 法政大学, 人間環境学部, 准教授 (10821837)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 民主化 / 地政学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度はタイにおいて聞き取り調査を行った。その結果の一部は短編のシンクタンク報告やメディア論説等にて発表してきたが、学術論文や書籍等の形でまとめる作業はまだ完結していない。 予定していた追加の聞き取り調査が、ミャンマーとカンボジアについてはコロナウイルスパンデミックと政情不安定化が相まり行えていない。最終年度である2024年度の残りの期間については、これまでの成果をまとめ学会発表、論文作成に努める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
タイにおける聞き取りが多少進んだものの、ミャンマーにおける聞き取りは政情不安のため全くめどが立たず、研究対象からは外すこととなりそうである。カンボジアについても、正当性のあやふやな選挙で首相職の世襲が実現するなど、民主政治の後退が著しく、時間的な制約も考えるとさらなる聞き取り調査は困難に見える。 これまでの聞き取りと文献調査を基にした論文執筆は進んでおり、2024年9月のIPSA学会にて発表予定である。この論文をベースにした学術誌投稿も鋭意準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
追加のフィールドワークは、ミャンマーやカンボジアで大きな情勢の改善が無い限りはタイにおいてのみ行い、学会発表および論文執筆にエフォートの軸を移す。2024年8月ポルトガルのリスボンで開かれる国際政治科学学会(IPSA)において論文発表が認められており、その準備を2024年夏に行うとともに、2025年初頭までには学術論文の投稿を行う予定である。
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Causes of Carryover |
パンデミックと政情の不安定化で聞き取り調査が行えず、その期間に支出を控えたため、支出計画変更が生じた。研究費の残額は、学会出張と、論文投稿に伴う諸費用に充てるつもりである。
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