2021 Fiscal Year Research-status Report
財政制度ならびに政治的要因が財政政策に与える影響について
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19K01698
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
岡澤 亮介 大阪市立大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (30707998)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 亮 大阪市立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (40707999)
木村 真 兵庫県立大学, シミュレーション学研究科, 教授 (50419959)
水野 伸宏 大阪経済大学, 経済学部, 准教授 (60584505)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 財政政策 / 地方債 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画の中心的テーマであった地方債の自由化が地方財政に与えた実証研究について必要な地方自治体の財政・人口データを収集・整備して、計画通りの制度変更が財政政策に与える影響について分析を行った。分析結果は当初の想定と違っている点が多かったため、昨年度は主に得られた結果についての検証や確認作業を中心に行った。特に一部の結果は予定していた分析手法の妥当性に関する重要な問題点の存在を示唆していたため、データの確認作業や手法について改めて検討することを迫れている。場合によっは当初の予定とは異なる形の研究となる可能性がある。また、2006年の制度変更に着目していたが、翌年度の統一地方選挙とも関係性がある可能性があるため、自治体の選挙データについても追加的に収集作業を行った。 一方、その間同時に進めていた政治経済的な理論研究については、すでに学術雑誌への投稿作業を終えており、学術雑誌から求められている改訂作業を行い再投稿している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績の概要で述べた通り、データ分析を行った結果当初検討していた手法の妥当性を保証する結果が得られなかったため、手法の再検討や原因の解明作業に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
改めてデータの問題点を確認したうえで、場合によっては検証方法の再検討を行う。
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Causes of Carryover |
研究計画に遅れが生じているため、論文の英文校正や学会発表の旅費等の支出がまだ必要となっていないため。
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