2019 Fiscal Year Research-status Report
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19K01708
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Research Institution | Hannan University |
Principal Investigator |
西本 真弓 阪南大学, 経済学部, 教授 (00388604)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 在宅療養支援診療所 / 在宅看取り / 終末期医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、在宅療養支援診療所(以下、在支診という。)における在宅看取りや往診の状況に、診療科、医師数、看護師数、在宅療養指導の内容、診療内容、対応することができる介護サービスがどう影響するのかについて、独自に作成した個票データを用いて実証分析する。 また、在支診、一般診療所、病院の情報を用いて、各市区町村における自宅死、ホーム死の割合を上昇させる要因を実証分析し、在支診と一般診療所の在宅看取りを比較することで、在支診創設の目的である在宅看取りの推進が有効に機能しているのかの検証も行う予定である。 2019年度においては、6月に「社会福祉法人が独自で取り組む介護予防事業の効果の検証」(共著)を研究報告書としてまとめた。また、9月には「在宅看取りと診療内容、在宅支援医療体制に関する一考察」のタイトルで大阪府立大学のニューパラダイム研究会において研究報告を行った。本研究では、愛知県在支診における在宅看取りに影響を与える要因を検証している。具体的には、在支診の医師数と在宅看取り数の関係、連携医療機関数と在宅看取り数の関係、標榜科目と在宅看取り数の関係などに着目して分析を行っており、現在、論文執筆中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実証分析、研究報告、論文執筆に関しての進行については問題なく進んでいるが、予算執行において、コロナウイルスのために予定していた研究会や調査が中止もしくは延期になったことにより、予算執行できなかったものがある。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナウイルスにより、延期になった調査等については、状況が許す時期がくれば、日程を再調整し、研究が円滑に進むよう努める予定である。
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Causes of Carryover |
(理由) コロナウイルスにより、研究会や調査が中止、もしくは延期となり予算執行ができなかったため。 (使用計画) 調査については、コロナウイルスの収束が見られれば日程を再調整し、円滑な研究遂行に努める予定である。
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