官民給与格差の政治経済学的分析

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K01726
• Research Institution: Waseda University
• Principal Investigator: 小西 秀樹 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (50225471)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: 公務員CEO / 賃金交渉 / 政治経済学 / 公共選択

Outline of Annual Research Achievements

今年度は，昨年度作成したディスカッションペーパーを国内外の研究会や学会で報告し，フィードバックを得た上で論文を改訂し，国際学術誌での公刊を目指す予定であったが，新型コロナウィルス蔓延のため海外出張はおろか，国内での研究会出張もままならず，また，共同研究者との研究も新たな展開を見ることができなかったので，実績と呼べるような実績はなかった．なお，最初のドラフトを投稿した学術誌から得たコメントにもとづいて，命題の証明など数学的な表現は補論で扱うことにして，本文中では分析内容をより直観的に理解できるよう改訂する作業に着手した．この点については，共同研究者とコミュニケーションをとりながら，今後も進めていく予定である．

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナウィルスのため，海外での学会報告などが一切できなかったため

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウィルスの影響は2021年度も継続すると思われるので，海外出張は難しい状況になると思われる．そのため，他の研究者からのフィードバックはあまり期待せず，地道に論文の改訂作業を行い，国際学術誌への投稿を目指したい．2021年度は科研費についていえば本研究の最終年度に当たるが，場合によっては研究期間の延長を申請することも視野に入れる．

Causes of Carryover

新型コロナウィルスのため，海外出張が一切できなくなったため