2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K01726
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小西 秀樹 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (50225471)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 官民給与格差 / 政治経済学 |
Outline of Annual Research Achievements |
ある国際学術誌に論文を投稿したが,残念ながら掲載不可となった.理由はレビユーアーの誤解と理解不足に起因するところが多々あったが,そういう事態を招く論文の書き方にも問題があるので,関連した部分を修正して,再投稿の準備を行った.24年2月に,共同研究者であるカリフォルニア大学アーバイン校のアミハイ・グレイザー教授を訪問し,これまで実施してきた論文の改定部分について確認作業を行い,今後の論文改定および投稿先について協議した.理論的な点についてはほぼ完成しており,改定する余地は少ないものの,公刊については,最近の研究動向から,実証分析をつけた方がよいのではないかという点について意見交換し,アメリカでの公務員給与のデータについて探索することとした.その際,州レベルで観測値を集めるとして,州での所得格差と公務員給与との内生性をどのように処理するか議論し,適切な操作変数についても検討することとした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
論文自体はほぼ完成しているが,なかなか公刊の目処が立っていない
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Strategy for Future Research Activity |
実証分析を追加するなど可能な修正を行って,国際学術誌への公刊を目指す
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Causes of Carryover |
今年度予定していた論文公刊が実現しなかったために使用額の残余が生じた.次年度での論文公刊のための校正代,投稿料,情報収集のための国内旅費として使用する.
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