2021 Fiscal Year Annual Research Report
サプライチェーンレジリエンス向上に向けたシステムアーキテクチャ構築の国際実証研究
Project/Area Number |
19K01824
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Research Institution | Otemon Gakuin University |
Principal Investigator |
崔 宇 追手門学院大学, 経営学部, 准教授 (60445004)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井戸田 博樹 近畿大学, 経済学部, 教授 (10352957)
太田 雅晴 大阪学院大学, 経営学部, 教授 (00168949)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | サプライチェーンレジリエンス / システム・アーキテクチャ / 合意形成アルゴリズム / SCMのデジタル化 |
Outline of Annual Research Achievements |
COVIDパンデミックの蔓延や国際情勢の緊迫化による突発的事件の常態化は深刻になっており、サプライチェーンの寸断は頻発している中、従来のサプライチェーンシステムの運営が限界に来ている。本研究では、サプライチェーンレジリエンスの強化を図るため、新たな合意形成メカニズムを取り入れた新しいサプライチェーンシステム・アーキテクチャの構築に取り組んできた。 最終年度である今年度では、今まで行われてきた調査や文献レビューに基づき、とりわけ、 COVIDパンデミックの蔓延が発生してから、様々な産業におけるサプライチェーンに与えたダメージとレジリエンス強化に向けた取り組みの実態について、システマティックに分析し、その共通点と相違点などを整理した。 上述の研究に基づき、今日の最先端なデジタル技術(人工知能(AI)、ブロックチェーン(Blockchain)やクラウドコンピューティング(Cloud computing)など)を適用させたデジタルビジネス・エコシステムを活かし、新たな合意形成メカニズムを取り入れたレジリエントなサプライチェーンシステムのアーキテクチャを提案し、その適用性や有効性を検討した。 また、今までの3年間の研究期間において、サプライチェーンを取り巻く環境が大きく変わっているため、当初の研究計画に基づき、最新状況とその継続的な変化を見据えながら、上述の研究成果をまとめ、国際ジャーナルの投稿や書籍への収録を果たした。
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Research Products
(7 results)