2020 Fiscal Year Research-status Report
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19K01827
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Research Institution | Research Institute of Economy, Trade and Industry |
Principal Investigator |
田村 傑 独立行政法人経済産業研究所, 研究グループ, 上席研究員 (40569828)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 標準化活動 / 組織 / 人工知能 / 量子コンピュータ |
Outline of Annual Research Achievements |
組織中における標準化活動に関する調査結果の取りまとめをおこなった。調査結果については、ワーキングペーパ及びコラム等にまとめて公表を行った[1,2,3]。標準化活動を実施している団体の割合については、これまで2回の調査においておおむね一定の数値が観測された。併せて、標準化活動に関する組織の整備を行っている団体の割合は、これまで2回の調査で概ね一定の数値が得られた。これらの調査結果から、標準化活動の概況についての知見を得ることができた。また、新規技術の普及に標準化が果たす役割については、人工知能技術に関して、性能の評価、データ構造、倫理などの基盤的な分野で標準の制定が望まれているとの結果が得られた。量子コンピュータに関する技術において標準化が望まれる領域として、性能評価に関する技術の標準化が重要との結果が得られた。 [1]Tamura,S.(2020).Results of Survey on Standardization Activities for 2018 (state of implementation,advanced technologies,and organizational design).RIETI PDP 20-P-023. [2]田村 傑(2020).標準化活動調査(2018)の結果概要(標準化活動、マネージメント・ガイドライン及び組織デザイン.RIETI Column. [3]田村 傑(2020).標準化活動調査(Survey on Standardization Activities)と新たな標準化政策.標準化と品質管理,日本規格協会.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定している調査の実施及び準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後とも、社会情勢をみつつ適切な方式で、調査の実施を行っていくこととしている。
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Causes of Carryover |
本年度に実施予定の調査を、年度をまたいで実施することとなったため。次年度において、所要額の執行を行う計画としている。
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