2021 Fiscal Year Annual Research Report
アイデンティティ形成とニッチトップ達成の結びつきのメカニズム解明
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19K01838
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| Research Institution | Kochi University of Technology |
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Principal Investigator |
石谷 康人 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 准教授 (70446904)
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | 組織アイデンティティ / 起業家的アイデンティティ / 戦略 / 競争優位 / ニッチトップ / 社会的自我論 / アイデンティティ資本 / 事例研究 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、高知県のニッチトップ型企業を対象として、アントレプレナー（起業家／企業家）や組織によるアイデンティティの形成が、企業の戦略の組織的遂行とそれがもたらす競争優位の確立ひいてはニッチトップに結びつくプロセスとメカニズムを経験的かつ詳細に示した。その結果、日本国内の中小企業やベンチャー企業にとって、独自の製品を用いて小さな市場で強固な地位を築いてニッチトップを達成するのための効果的な方法論を見出すことができた。
2021年度は、高知県に本社や生産拠点を有するニッチトップ企業3社を対象として調査を実施した。その内訳は、高知県のスーパーマーケット分野で売上１位の株式会社サニーマート、海洋土木高度情報技術サービスの分野でシェア１のパシフィックソフトウェア開発株式会社、四国の食品市場のカット野菜の分野でシェア１位の株式会社フードプランである。それぞれの企業に対して、インタビュー調査や聞き取り調査と一時および二次資料の収集を実施した。さらに、兼松エンジニアリング株式会社と金星製紙株式会社を対象としたそれぞれの事例研究において、戦略実践の歴史に対する長期的かつ縦断的アプローチから組織アイデンティティが形成されるプロセスを明らかにした。
そして、2019-21年度の研究結果の一部を、組織学会2021年度研究発表大会（2021年6月6日・東洋大学ただしオンライン実施）、企業家研究フォーラム2021年度年次大会（2021年7月10日・大阪産業創造館ただしオンライン実施）、第78回組織学会九州支部例会（2022年3月26日・オンライン開催）などで発表した。また、2019-21年度の研究結果の一部が、『組織学会研究大会論文集』9巻1号、『企業経営研究（日本企業経営学会誌）』24号、『イノベーション・マネジメント』19巻、『高知工科大学紀要』18巻1号の4誌に査読付き論文として掲載された。
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Research Products
(7 results)
