2022 Fiscal Year Annual Research Report
Empirical research on the qualities required for Japanese public relations managers and how to cultivate them
Project/Area Number |
19K01849
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
伊吹 勇亮 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (60410255)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 広報実務家 / マネージャー / 知識・スキル・能力 / 人材開発 / 広報における役割理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、研究期間の1年間延長が認められたことを受け、COVID-19の影響で遅れていた研究進捗を取り戻すことに努めるとしていた。具体的には、【a:資質】【b:欧米大学院】【c:涵養実態】【d:施策検討】まである研究計画のうち、【a】と【c】のインタビュー調査を優先して進めることと、【a】のアンケート調査に関する準備を進めることとしていた。 【a】と【c】のインタビューについて、2022年度は対面で20名に実施することができたほか、あるPR会社の全面的なご協力の下、同企業に勤務する9名の実務家を対象にオンラインでインタビュー調査を実施することができた。過年度の調査結果とあわせ、優れた実務家には「メタ認知能力」が備わっており、特に(テクニシャンではなく)マネージャーに対してその点が重要となること、メタ認知能力の所持にはいくつかの段階が考えられること、等を明らかにすることができた。調査結果については、3月に海外の学会で報告をし、複数の参加者から前向きなコメントをもらうことができた。研究期間終了後とはなるが、今後、論文投稿に向けて動いていく。 また、【a】のアンケートについて、上記PR会社の協力を取りつけることができたが、様々な要因が重なり、アンケートの実施は研究期間終了後にずれ込むこととなった。ただし、実施準備は研究期間内にほぼ終了している。実施・分析ならびに結果の学会報告や論文投稿を研究期間終了後に継続して行っていく。【d】は上記インタビューとアンケートの調査結果を受けて、導出していくこととなる。 一方、【b】はコロナ禍で海外出張の機会が得にくかったこと、また、渡航費の高騰の影響もあり、実施に至らなかった。過去に行った調査結果をベースとした知見をベースに、オンラインでの関係者への問い合わせを加えて、今後なんらかのまとまった成果をなんとか導出したい。
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