2020 Fiscal Year Research-status Report
ソーシャルベンチャーのリーダーシップ特性と持続可能性に関する組織間の比較実証研究
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19K01904
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Research Institution | Osaka University of Commerce |
Principal Investigator |
松永 佳甫 大阪商業大学, 公共学部, 教授 (60325561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 祐 宮城大学, 事業構想学群, 准教授 (20455554)
金谷 信子 広島市立大学, 国際学部, 教授 (20509062)
松島 みどり 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20634520)
西出 優子 東北大学, 経済学研究科, 教授 (60451506)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ソーシャルベンチャー / リーダー特性 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は新型コロナウイルスの蔓延により、アンケート調査を実施することができなかった。そのため書籍による感情知性に関する理解を深めることと、アンケート調査票の開発・研鑽を中心に研究を進めた。 生産性の高い労働者は、知識や技能などの特性、協調性や発信力などの思考・行動特性によって特徴づけられてきた。これらのと癖に加え特にリーダーに必要な特性として着目されているのが、価値観や感性はである豊かな感情知性(Emotional Intelligence)(Coleman 2005)を構成する5つの要素(self-awareness, self-regulation, motivation, empathy, and social skill)に分類される。これらを指標化してアンケート調査項目に組み入れた。このアンケート調査の目的は、次世代を担う成功するソーシャルベンチャーのリーダー育成支援策を開発することにある。 また持続可能なソーシャルベンチャーを構築するために特に重要なことは、(例えばコロナ禍など)組織がビジネス上、不利な環境下にあるときのリーダーの危機管理能力である。このような環境に組織が直面した時、それに適切に対峙する能力を測る指標(Covin and Slevin,1989)も指標化した。 コロナ禍の状況にもよるが、次年度はアンケート調査を実施し、持続可能な組織を担保しつつ、組織を更に発展させることのできる成功するリーダーの特性を定量分析により明らかにしたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため、アンケート調査が実施できなかったことによるデータ収集の遅れ、それに伴うデータ分析の遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
作成したアンケート調査票を使い、ソーシャルベンチャーのリーダーを対象にアンケート調査を実施し、特にソーシャルベンチャーの感情知性の特色を明らかにしたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、本年度実施を予定していたアンケート調査を実施することがでいなかった。コロナ禍の状況を見ながらであるが、本年度実施できなかったアンケート調査を今年度実施する。
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