2021 Fiscal Year Research-status Report
International Comparison Study of Automotive Franchise System
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19K01961
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Research Institution | Kagoshima Prefectural College |
Principal Investigator |
塩地 洋 鹿児島県立短期大学, 学長, 学長 (60215944)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 自動車流通 / フランチャイズ・システム / 専売制 / 国際比較 / ディーラー・モール / ディーラー・グループ |
Outline of Annual Research Achievements |
交付申請書に記載した研究目的や研究実施計画に基づいて日本,米国,欧州(英国等),アジア(中国,韓国等)における自動車流通径路(自動車メーカーから自動車ディーラーを経てエンドユーザーへと自動車製品がが流通していく径路)の国際比較をおこなうことが課せられていた課題である。しかしながらコロナ感染の拡大のために,海外での現地調査が不可能となり,文献調査と日本の国内調査が中心となった。各国の流通径路の基本的特徴についてはこれまでの研究において確認しているので,新たに解明した特徴を追加的にまとめる作業が中心となった。これまでの研究業績において指摘している特徴を精緻化する作業をすすめた。すわなち,自動車ディーラーの専売制が維持される一方でディーラーモールの拡大やディーラークループの増大が進むとした基本的方向を確認した上で,国こごとの特徴をまとめ,国際比較をさらに体系化する作業をすすめた。 また従来の研究成果(日本語論文)を,英文化し,英文の著書として上梓する準備作業をすすめた。 自動車流通径路研究と関連する課題として,島嶼国における放置車両問題についても研究を進めた。この課題においてもコロナのために海外現地調査がまったくできず,文献調査と国内調査を行うにとどまった。研究成果を公表するら作業として国内での学会報告を二度おこなった。この学会報告をまとめる作業プロセスにおいて,これまでの研究成果を精緻化する作業を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
全世界的なコロナ感染症の拡大のために,海外における現地調査がまったく行うことができず,取材による国際比較における現地データの収集がほ殆どできなかったことが最大の要因である。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ感染症がおさまることを待つしかないが,2022年度もおさまらない場合に備えて,文献調査と国内調査のみで,日本を中心とした自動車流通径路の特徴をまとめる方向に変更することも検討する。
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Causes of Carryover |
全世界的なコロナ感染症の拡大のために,海外現地調査が不可能となったために,旅費が私用できなかった。2022年度に海外現地調査を実施する。
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